憧れの、銀座ルパンに行きました。
文豪が数多く通ったことで知られる、1928年(昭和3年)開店のBARです
開店にあたっては、里見弴・泉鏡花・菊池寛・久米正雄といった文豪達が支援したのだとか。
以下、通った方々。
・文壇の方々
永井荷風・直木三十五・武田麟太郎・川端康成・大佛次郎・林芙美子・織田作之助・坂口安吾・太宰治など
・画壇の方々
藤島武二・藤田嗣治・有島生馬・安井曽太郎・岩田専太郎・東郷青児・岡本太郎など
・演劇界の方々
古川緑波・小山内薫・宇野重吉・滝沢修など
有名な写真。
ルパンのカウンターに座る太宰治さん。
話しかけられている(右側に座っている)のは坂口安吾さん。
若い頃からの憧れのBARでした
敷居が高くてなかなか入ることができなかったけど
勇気を出して、いざ入店!
扉を開けて階段を下ると
レトロな佇まいの店内が…
素敵な雰囲気
カウンターだけではなくちょっとしたテーブル席もあって、テーブル席に通されました。
(10人位のパーティ席?もありました)
銀座で、これだけ有名で歴史あるバーなのに、カクテルのお値段は1200円とか1300円と良心的。お通しも800円です。
お店を代表するカクテルは【ゴールデンフィズ】
ジンフィズに卵黄が入ったもので、玉子酒のような感じと聞いたことがあります🥚
胃に優しく、酒好きの坂口安吾の身体を気遣って作られたのだとか。
今回は頼まなかったのですが、次回呑んでみますね
モスコミュールは甘さがほとんどなくジンジャー強めでスッキリした味わい。
ウィルキンソンの辛いジンジャーエールを使っているそうです。
雪国の周りについているのはシュガー。
フワッとした甘さ&ライムが爽やか。日本を代表するカクテルのひとつですね
女の子達が座っているのが「太宰席」です。
太宰さんお気に入りの、カウンター一番奥。
写真が飾られています。
太宰さんはこの写真が撮られた1年半後に心中入水自殺。。
※死因は諸説あり
私はネガティブでめんどくさい太宰さん(とその作品)が好きではありませんが、この写真は味があって好き。
バーテンダーさんは何人もいらっしゃいますが、ほとんどの方が、このバーと同じように"歴史"を重ねられた方👴👴👴
ウェイトレス?(というか女給さんというのかな)のお姉様方もそこそこのお歳です👵👵
皆さん、全然気取ってなくて、適度な距離感を保ちつつも優しく受け入れて下さってる感じで。
「この辺で生活してるのなら毎日でも来てね!女性1人でも全然大丈夫だから!」なんて言われて嬉しかった
全然敷居高くありませんでした。
お酒は美味しく、値段はリーズナブル、店員さん達は優しい
皆さんも行ってみて下さい!
地方の方はびっくりしちゃうような立地ですが…
そしてぜひ、この写真の奥に入っていって、空を見上げてください。
ビルの間のほっそいほっそい空、東京に慣れている私でも驚きます。
面白いですよ