鹿島は宮崎でのトレーニングキャンプが終わりいよいよ開幕に向けて本格的な今季のチーム作り。
キャンプ中に組まれた練習試合でもまずまずの内容だったようでチームが順調なペースで進んでいるのは何より。
そもそもこの時期の練習試合はお互いのチームの仕上がり状態が全く違うし、それぞれのチームが練習試合で求める課題も違うので、試合の結果は何の参考にもならない。
３試合の中でスタメン構成、出場機会が与えられた選手、出場時間もこれから先を見据えた試合だった....そんな中でもある程度の内容をゲームの中で出せたことは選手の意識の高さに他ならない。
とにかく今季のキャンプは離脱者が出なかったことが一番の収穫。
幸か不幸か長めのオフを過ごし身体を休めることが出来たことも影響しているだろうけれど、大岩を始めとするスタッフ陣も間違いなく経験を重ねてきてトーレーニングメニュー構築も上手くいった結果だと思う。
怪我での離脱者がでればこれから本格的に着手する実戦メンバー中心のチーム編成に大きな影響を及ぼすわけで、現時点でその不安が無いというのは何より。
それにしても内田効果はやはり絶大。
これほど鹿島のキャンプの様子がテレビを始めとするメディアに取り上げられることは無かったはず....
これだけでも内田を戻しクラブの狙いは間違ってないけれど、クラブが求める本当の内田効果も既にピッチ上にあらわれてるようでこちらも嬉しい限り。
もちろん本来のプレー面でも練習試合とはいえまずは実戦をきちんとこなして、編成上計算出来る選手であることは間違いない。
ACLリーグ1戦、2戦、Ｊ開幕戦と試合が続くわけで、必ず内田がスタメンを張る試合もあるはず。
西が不在の中で内田にかかる期待は大きい....
移籍加入の安西もなかなかのパフォーマンスを見せてくれているようでこちらも楽しみ。
ただ現時点では左だと右よりパフォーマンスが下がるとのことで左ＳＢでの起用はどうなんだろう？といった感じだろうか。
個人的には三竿雄斗にも期待している。
昨季は怪我の影響もあってとても鹿島の左ＳＢを任せられるような状態ではなかった。今季ももしかしたら移籍してしまうのか？との懸念もあったけれどどうやら今季はしっかりやってくれそう。
左ＳＢのポジションを山本、安西、三竿雄斗が高いレベルで定位置争いするようにならないといけない。
セットプレーのことも考えても左利きの三竿雄斗の役割は大きい....今季こそは我々サポを納得させるプレーを見せてほしいところ。
とにかく今季もＡＣＬ、Ｊリーグ戦との連戦で当たり前ながらうまくターンオーバーしながら勝利を重ねることが大事。
スンテ
曽ヶ端
伊東
内田
植田
犬飼
昌子
町田
山本
三竿雄斗
安西
永木
小笠原
レオシルバ
三竿建斗
レアンドロ
中村
遠藤
安部
金崎
土居
鈴木優磨
ペドロ・ジュニオール
金森
現時点ではこのあたりからスタメンとベンチ入りメンバーを固定しながらチーム造りをしていくんだろうけど、やはり昨季よりもレベルを上げるにはスタメン起用が微妙なライン上に居る選手....
鈴木優磨、安倍、金森、安西あたりがどれだけ高いレベルでピッチ上でチームを引っ張れるかがポイント。
そして新卒ながら既にキャンプにて非凡な才能の片鱗を見せつつある山口の存在も楽しみ。
上に書かなかった久保田や小田らと共にこのあたりの若手の意識とプレー質が変わるようだとチームの底上げが大きくなる。
ＡＣＬリーグ開幕まであとわずか２週間.....
素晴らしいスタートで今季に弾みをつけるためにも大事な２週間となる。
期待に胸躍らせて２週間を過ごしたい。