J1リーグ 第14節 広島1-3鹿島
石井監督解任、大岩新監督発表からわずか4日.....
大岩の監督としての船出は無事勝利で飾ることが出来た。
新監督として一番大事なことは勝利をあげること。それが就任の初戦で得られたことは監督としてはもちろん、クラブとしても、我々サポとしてもまずは一安心。
まずは上々の船出といったところ.....
とはいえ試合内容に関して言えば厳しい場面も多々あった試合。
前半はさておき90分通してみればスコアほどの差はなかった試合だったと思う。
まあそれも仕方がないかなと....
先日も書いたけど監督が大岩に代わったといっても劇的に何かが変わる訳じゃない。
ましてや鹿島の戦い方のベースは基本的に石井が指揮していた時と同じ....石井解任をうけて大岩が広島相手に準備できた時間はわずか3日間。
大岩が自らの色を出してくるのは今後怪我人が復帰し、使える駒がきちんと揃う頃になるだろう....
それでも前半は早々に先制点を奪い、3ゴールにて折り返すなどこれ以上ない出来。
もちろん広島のいったいどうしちゃったの?っていうくらいユルユルな対応があったからとも言える....
先制ゴールは中村。
この試合の中村は久々に覚醒したか?と喜べる出来のスタートだった。レアンドロとの土居やレアンドロとの連系もまずまずで試合から消える場面が少なかった.....前半は。
後半はチーム全体の運動量が減ってくるに従っていつもの中村に戻ってしまったけれど....
先制ゴールのシュートはシュートコースを見切って素早く足を振り抜かずミートでボールにスピードをのせてネットをゆらした....やはり非凡な技術は持っていることは間違いない。
ポストを直撃するシュートもあったし中村がコンスタントに力を発揮してくれたら鹿島のチーム力は確実に上がるのだけれども....
この試合で一番の収穫といえばやはりレアンドロ。
2ゴールの結果はもちろんだけどチームにようやくフィットしてきたことで攻撃時のパス回しがスムーズになった。
レアンドロのシュートの正確さ加入当時から選手間で評判だったし、連系がスムーズになってきたことで周りを活かしながらフィニッシュに絡むシーンが多くなってきた。
今の鹿島は対するDFに怖さを与える攻撃的選手が少ない....今節のような働きが続けば相手もかなり警戒せざるをえなくなり鹿島にとっては他の選手のチャンスが増えることにもなる。
ようやく助っ人外人の域にきた....これから暑くなる季節だしレアンドロには大いに期待したい。
とにかく勝てて良かった。
広島には悪いけれど、このタイミングで不調の広島との対戦だったことも運が良かった。
代表戦ウイーク突入でチームは2週間の調整期間が取れることもタイミング的に大きい.....幸か不幸か代表招集されているのも昌子とクォンスンテのみ。殆どの選手でコンディション調整を含め大岩の戦術摺合せを出来る時間が大幅に取れることは好材料。
次節はホームでの札幌戦....ホームですっきり出来るような試合内容の勝利に向けて万全な準備を進めて欲しい。