コーチングとは?
コーチ(Coach)とは馬車を意味します。
馬車とは人を目的地に運ぶ手段です。
有名なブランド、Coachのロゴが馬車ですよね。
これはある場所(目的)に人を導くこと
がコーチの語源となっているんです。
目標に向って進みたい人の、
エネルギーとモチベーションを
最大化することをお手伝いする役割を担うのがコーチです。
お手伝いする対象をクライアント(あなた)と呼んでいます。
では、コーチはどの様にクライアントのお手伝いするのでしょう?
イメージとしては、クライアントとコーチは
同じ方向に向かって並んで座っています。
コーチはクライアントと同じ方向を共に見つめ、寄り添い、
これからクライアントが目指したいゴールのイメージをキャンパスに描いたり、
そこへの道程を一緒に歩く。
そんな存在です。
先ず
コーチは、
・クライアントの置かれている状況、
・考え
・想い
・気がかり
などを理解することに全力を尽くします。
その上で、様々な問いかけをしたり、
率直に感じたことを伝える(フィードバック)することによって、
クライアントの中に新たな「気づき」や
「視座」が生まれることを支援していきます。
コーチング(Coaching)が~ing の
「進行形」になっている理由は、
コーチングが
継続的な活動であることを意味しています。
期間の長短はケースバイケースですが、
コーチングは一度の対話で済む特効薬ではありません。
このようにある程度長期的な目線を持っていくのがコーチングです。
よく間違われる
「ティーチング」「カウンセリング」や「コンサルティング」
の違いを簡単に説明すると、
「ティーチング」何かを教えること
「カウンセリング」心を癒すことや、悩み相談に乗ること(ヒーリング、セラピー、メンタルケアなどもここ)
「コンサルティング」特定の課題に対し提案し行動を促すこと
です。
コーチとクライアントの対話を
「コーチングセッション」と呼びます。
コーチングセッションは100%クライアントのための時間です。
従って、コーチ同様、クライアントも集中
し全力を傾けてこの時間を使うことが求められます。
セッションは安心・安全の場です。
クライアントの話す内容についての守秘義務は、
コーチングを始める際にコーチが書面にて約束いたします。
セッションでは、クライアントが真摯に考え、
本音を言語化することによって、
自身の中に気づきや新たな視座が生まれる場
をコーチのサポートによって作り上げていきます。
コーチングは医療行為ではありません。
クライアントとの契約行為になります。
コーチ、クライアント、双方の立場から、
求めること、すべきことに対して合意の上でセッションを進めます。
契約行為ですので、コーチングセッションに
期待された効果が無いと判断されれば、
クライアントはセッションの進め方について変更を求めたり、
セッションの中止を要求することもできます。
一方コーチは、クライアントの状況を理解した上で、
コーチングセッションに効果が無いと判断すれば
コーチングを中止することもあります。
例えば、クライアントに必要なのはメンタルケアや
医療行為であるとコーチが判断した場合や、
クライアントが真摯にコーチングセッションに
取組んでいないと判断される場合もこれに該当します。
ですので、
「もう話ししたくないのにな〜。」
と思えばいつでもその旨をコーチに話し中断できる
安心感の中でセッションをしていただくことができます。
コーチングについて少しはご理解いただけましたでしょうか?
次回は実際のコーチングの流れについてお話しますね。