⑤の続き

 

 

 

 

  柏原新道を下山

 

というわけで、大満足で爺ヶ岳を後にする。

 

9:55 下山開始。名残惜しい種池山荘。

昨日は真っ白だったのに今日は真っ青。

 

さよなら爺ヶ岳…絶景をありがとう

 

立山ともここでお別れ

 

昨日、息も絶え絶えに登っていた階段を、今日は元気に下っていく

 

 

10:09 富士見坂。富士山は雲がまぶされて微妙。

 

 

10:14 ガラ場も今日はよく見える

 

昨日は写真を撮る余裕もなかった

 

柏原新道ってこんなに展望良かったんだ!と驚く。

 

 

10:28 アザミ沢。アザミも昨日より華やか

 

 

パノラマじゃないと収まりきらない雄大な景色

 

10:32 石ベンチ。なるほど、この景色を見るためのベンチだったわけだ!

 

蓮華・針ノ木・スバリ・赤沢岳…

 

赤沢岳・鳴沢岳・岩小屋沢岳…

 

 

10:50 でも、景色に見惚れてるわけにはいかない…足元は濡れた石畳の急傾斜…

石畳

 

 

まだ山荘が見えてる!

 

 

このまま下ると雲海に突入か?

 

ああー💦

 

 

11:09 一枚岩(どこが一枚岩なのかわからないまま)

 

 

 

11:17 雲海突入…かと思ったら、どうやら雲海が消えてきた

 

 

11:43 ここから崖の上を通る

 

針ノ木

 

 

11:47 ケルン。ここから40分の表示。

 

ケルンからは種池山荘が望める。(右上の白い点)

 

 

扇沢の駐車場も見える。遠すぎるんですけど…💧

 

しかし、ここからが本当に長かった。あと40分と思うのだけど、全然進まない。

というより、下っても下っても、なかなかゴールに辿り着かない感じ。

もーさんも脚の痛みを堪えながら、私も右膝が痛くて、二人とも必死。

痛いからこそ、早く楽になりたい…早く下りたいという気持ちにもなる。

ストックがあるからバランスが取れなくてもたつくのかも…と思って、途中一度ストックをしまったが、さらに膝に負担がかかって逆効果。再びストックを出して下る。

40分経っても、全然下界は近づいて来ない。

どうしようもないので、ちいかわの歌を歌いながら下っていた(笑)

すごい怪しいおばあさん(泣)

 

途中で撮った写真はこれ一枚。晴れたので少しだけ開いたオヤマリンドウに

無理やりハナバチが潜り込んでいるところ。

 

 

12:50 ようやくゴールが見えた!!

 

結局、ケルンから1時間かかって登山口に到着!

 

後からヤマケイの地図を見たら、ケルンから登山口のCTは1時間10分だった。

満身創痍の割に、CT以下で下ってきたんだから、まぁ頑張ったと言えるよね。

帰りの渋滞も気になっていたので、少し頑張りすぎたかも。

 

駐車場に着いた時には、もうすっかり雲海は消えていた。

 

高速に乗る前に古民家風のお蕎麦屋さん「わっぱら屋」で食事をして帰った。

立派なお店だけど、意外にリーズナブルで、もりそば(900円)と季節の野菜の天ぷら(300円)、それから山菜のおひたし(400円)は二人で一つ。珍しいアザミが入っていた。どれも美味しかった。ごちそうさまでした。

 

 

お会計の時に、お店の人に「山に登ってきたんです」という話をしたら

「朝は雨が降って残念でしたね」と言われ、雲海の下は雨だったことを知る。

 

久しぶりの北アルプスの稜線。(先月は岳沢までだったので…)

北アルプスはどこから登っても苦しいけど、

稜線に出れば、その苦労を補って余りある感動が待っている。

 

丹沢に例えれば、塔ノ岳〜蛭ヶ岳までのあの稜線に出るために

バカ尾根をヒイヒイ言いながら登るような感じだ。

バカ尾根は歩き慣れているので、それほど大変なイメージはないけれど

柏原新道はその数倍辛く感じた。

 

柏原新道、よく整備されているのは確かだと思うけど、10年ぶりということもあり

緊張感もあって、登りも下りも想像以上にハードだった。

単に自分が10年も年をとってしまった…ということかもしれないけど。

以前は使うことのなかったストックも、最近は必ずダブルストックで登る。

特に下山は膝痛が出るので、少しでも負荷を減らすために必須。

 

同じ日に娘が天狗沢から西穂に行っていた。

逆層スラブの写真を送ってきたけど、もう、とても考えられない世界だ。

まぁ30歳近く違うんだから当たり前かもしれないけど、

体が動くうちにたくさん登ってたくさん感動して欲しいと思う。

私にはもうできないから。

 

 逆層スラブ

 

私が登山を始めたのは50歳をすぎてからだけど、

それでもたくさん登っておいて良かったと今は本当に思う。

連日のように、六十代の登山者の遭難のニュースを目にする。

多分、ベテランの人なのだろうなと思う。自信があるから行けると思うのだろう。

だけど、突然脚が攣ったり、気分が悪くなったりすることは、どんなベテラン登山者にも起こりうることだと思う。年をとるって、そういうことだ。

バランス感覚も体幹も、若い時とは違っている。体がふらついたり、踏ん張りが効かなかったりもする。

 

今回の登山ではかなり、自分の体の衰えを思い知ることになった。

それに山って、登れば登るほど、怖くなる部分もある。

始めた頃は何とも思わなかった場所も、あれこれ可能性を考えると慎重になる。

今回は、帰ってから5日間もひどい筋肉痛で階段もまともに降りられなかった。

ここまで酷いのは初めてかも。(大雪の山伏以来か)

あー、私は年をとったんだな、って思った。

 

それでも、やはり北アルプスの景色は素晴らしかった。

行って良かったと心から思う。

いつまでも登り続けられるように、(高齢者なりに)頑張ろうと思った。

 

感動的な山旅に連れて行ってくれたもーさんに感謝です。

何から何までありがとうございました。またご一緒してください。

 

メモ1日目 10:05 柏原新道登山口 → 10:54 八ツ見ベンチ → 11:20 ケルン → 11:52 駅見岬 → 12:23 一枚岩 → 12:52 石畳 → 12:59 水平道 → 13:06 包優岬 → 13:12 石ベンチ → 13:17 アザミ沢 → 13:20 黄金岬 → ガラ場 → 13:42 富士見坂 → 13:53 鉄砲坂 → 14:09 種池山荘(柏原新道登り:約4時間)

 

メモ2日目 

6:25 種池山荘 → 7:25 爺ヶ岳中峰 7:43 → 8:04 爺ヶ岳南峰 8:34 → 9:00 種池山荘(種池山荘〜爺ヶ岳往復:休憩50分を入れて約2時間半)

9:55 種池山荘 → 10:09 富士見坂 → 10:14 ガラ場 → 10:28 アザミ沢 → 10:32 石ベンチ → 10:50 石畳 → 11:09 一枚岩 → 11:47 ケルン → 12:50 柏原新道登山口(柏原新道下り:約3時間)