僕の初恋をキミに捧ぐ (2009) | チャレンジの日々

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解説
累計600万部を超える青木琴美の同名ベストセラーコミックを映画化した純愛ストーリー。20歳まで生きられないと宣告された少年と、彼を献身的に支えようとする少女のもどかしい恋の行方が描かれる。監督は『Life 天国で君に逢えたら』の新城毅彦。『花より男子ファイナル』の井上真央が、死を宣告された初恋相手と懸命に生きていく悲恋の少女を演じる。共演は『重力ピエロ』の岡田将生。涙なしには観られない珠玉のラブストーリーだ。

あらすじ
医師の孝仁(仲村トオル)を父に持つ少女・繭(井上真央)は、父の病院で入院生活を送る少年・逞(岡田将生)と出会う。逞に恋心を抱き始めた繭は、逞が重い病気により20歳まで生きられないと知りつつも「大人になったら結婚しよう」と約束。しかし、時が経って自らの余命を自覚した逞は恋心を封印し、繭を遠ざけようとする。

以上、映画情報サイトより引用




幼い頃から、お互いが初恋の相手で、大好きな相手、という逞と繭。


でも、逞が8歳のある日、主治医が自分の両親に、20歳までは生きられない、と宣告する話を聞いてしまいます。
その場には繭もいて、自分よりショックを受けて泣き出す繭に、少ししっかりと出来る逞なのでした。。。

もうね、この始めのシーンから涙腺崩壊です。
小児がんについて、日ごろから不条理を考えている私には、もう、ずるい設定です。
最後まで見られるか、不安になりましたもん。

それでも、現実を受け止めながら、お互いの想いを育みながら、2人は高校生に。

途中、やはり逞は、繭と別れようとするんですよね。
先が決まっている自分の命です。
悲しませるだけなのです。
好きならば猶更、相手には幸せになって欲しいと思うのは当然ですよね。。。

でも、そんなことは繭は許しません。
そんなことを考えるのなんて、100年も1000年も早いわよ、と。

繭の一途な想いは、どんなに時が経っても少しも褪せないのです。


逞の助かる道は、移植のみ。
しかし、提供者待ちというハードルは高く、期待は薄いのです。

繭を残しては死ねない、と頑張る逞でしたが、病気には勝てません。。。

旅立つ逞。。。。

号泣してしまいました。

繭は、逞の骨壺を手に、ウェディングドレスで教会へ。。。

幼き日、結婚を約束した逞との思いを遂げます。

繭にとっては、運命の人は、逞だけなのです。
まだ高校生なので、この先、どんな出会いがあるかも分かりません。

でも、人から見たら寂しいことかもしれませんが、たとえ「他の誰か」と出会えなくても。
逞だけを胸に生きる人生でも。
そんな生き方もいいんじゃないかな、と思います。

私的評価星星星