ドライヴ (2011) | チャレンジの日々

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解説
スタントマンと逃がし屋の二つの顔を持つドライバーの姿をクールに描き、欧米の評論家の称賛を浴びたクライム・サスペンス。昼と夜では別の世界に生きる孤独な男が、ある女性への愛のために危険な抗争へと突き進んでいく。メガホンを取ったデンマーク人監督ニコラス・ウィンディング・レフンは、本作で第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。『ブルーバレンタイン』のライアン・ゴズリングと、『17歳の肖像』のキャリー・マリガンの演技派が出演。緊迫感あふれるバイオレンスとフィルム・ノワールのような雰囲気、ジェットコースターのような展開から目が離せない。

あらすじ
天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー(ライアン・ゴズリング)。ドライバーはアイリーン(キャリー・マリガン)にひそかに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫スタンダード(オスカー・アイザック)がいた。ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し……。

以上、映画情報サイトより引用

表向きはスタントマン、裏の職業は、犯罪者が、犯罪現場から逃走する時のドライバー、という主人公。


家族もなく、1人寡黙に暮らしているが、アパートの隣人アイリーンに恋したことで、生活が変わっていく。。。。

「レオン」を彷彿とさせる映画です。。。。また見たくなってしまいましたよ、レオン。

アイリーンの夫が刑務所にいる間は良かったんですよ。
彼女の息子とも、いい関係を築けていたし。
しかし、彼女の夫スタンダードが出所すると、彼を助けることが、恋しい彼女も助けることになるので、危ない橋を渡ることに。

静かに、1人で生きていた方が、主人公にとっては良かったのではないかな。。。と思ってしまう私。
中里介山の「恋は魂を傷つける」という言葉が、こういう映画を見た時、常に浮かんでしまいます。

アイリーンが家族と一緒の姿を見れば心を痛めなければならない。
さらに、スタンダードが犯罪の道しか生きられない男なので、それを助けなければならない状況が、自らも命を危険にさらしていく。。。

結局、スタンダードは命を落とし、自分も重症を負ってのラスト。
こんな結末でも、アイリーンと出会えたことは彼にとって良かったのか、悪かったのか。
彼の人生に射した一瞬の光がアイリーンであったのなら、一筋の光もなく、静かに長く続いていく人生と、どっちが良かったのか、私には分かりません。。。

私的評価星星