「ドラゴン・タトゥーの女」「キャロル」のルーニー・マーラ主演、「父の祈りを」で第44回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したアイルランドの巨匠ジム・シェリダン監督がメガホンを取った人間ドラマ。取り壊しが決まった精神病院から転院する患者たちを診察するため、病院を訪れた精神科医のスティーブン・グリーンは、赤ん坊殺しの罪で精神障害犯罪者として40年もの間病院に収容されている老女ローズ・F・クリアを看ることに。自分の名が「ローズ・マクナリティ」であると訴え続ける彼女は、赤ん坊殺しの罪を否認し続け、大切にしている聖書の中に何十年にもわたって密かに日記を書きつづっていた。興味を抱いたグリーン医師に、彼女は半世紀前からの自分の人生を語り始める。マーラが若き日のローズを、老年のローズをイギリスを代表する大女優バネッサ・レッドグレーブがそれぞれ演じるほか、エリック・バナ、テオ・ジェームズ、ジャック・レイナーらが脇を固める。
以上、映画情報サイトより引用
一目ぼれのように、惹かれあうローズとマイケル。
男性社会が受け入れられていた第二次世界大戦中のアイルランドという背景。
小さなカトリックの村では、プロテスタントのローズは浮いた存在。
またマイケルは、アイルランド人ではないため、マイノリティーらしい扱いを余儀なくされている。
しかし、惹かれあった二人の間は誰も裂けるはずがなく、二人きりで結婚式を挙げます。
しかし、ローズの美貌に魅了され、彼女に恋い焦がれていた神父によって、ローズは精神病院に監禁されてしまいます。
その年月、実に40年
凄まじ過ぎますよね
40年って。。。。
神父の企みで、ローズが決死の思いで産んだ子は、ローズが殺したことにされ、電気ショックや拘束や薬物と、あらゆる拷問(治療)を受けても、「私は、自分の子供を殺していない」と、日々、こっそり聖書に日記を書き続けます。
彼女を診察に来た、精神科医のスティーブンは、彼女の話を信じるようになります。
スティーブンは、ローズの日記から、自分と彼女の赤ん坊が、同じ誕生日だと知ります。
第六感とでもいうのでしょうか。
実家のクローゼットを探すと、ローズの父の勲章を同封した両親からの手紙により、自分が養子で、子殺しとされ精神病院に監禁されたローズこそが、自分の実の母だと知ります。
ようやく病院から解放されるローズ。
非常に斬新な内容でしたね。
余生は、息子と、幸せな日々を送って欲しいです。
私的評価