5〜6年ほど気になっていたお店に、やっと来られました。


ぶらぶら歩いていて見つけたお店で、取り立てて高級であるとか、美味しくて行列ができているわけではありません。



でも最初に見た時、ピンと来たのです。


ここは名店に違いないと。



メニューはハンバーグやエビフライ、カニクリームコロッケなどが中心の、普通の洋食屋です。



でも新橋にあるとは言え、サラリーマン向けの定食屋ではありません。



お店の設えは「レストラン」のための造りで、少しよそ行きの高級感があります。


2階に至る階段と、2階に取られた大きな窓が非日常を感じさせて、ワクワクします。


少し雨が降っていたのですが、

出入りする際に雨に濡れることもない。


非日常の余韻に浸れるのです。



もう2時近かったので、他にひと組の女性客しかいませんでした。



ビジネス街なので、お昼を取りに寄った様子です。



夜までの間、休みはなく営業するようで、ランチタイム後はティータイムになるというのが少し意外でした。


ビジネス客向けのレストランだとばかり思っていました。



ティータイムメニューにはケーキセットがあり、アップルパイが楽しめるようでした。


ランチタイムのハンバーグは、スープ・ライス(またはパン)付きで950円。




ソースは濃厚ですが、肉は鳥と豚のようでアッサリしています。

ライスは少なめでお願いしました。


特に美味しいというわけではありませんが、スタンダードな洋食の安心できる味。


ライスのお皿も陶器です。


この後、どこかでコーヒーを飲むかもしれませんでしたが、ハンバーグが安心の味でコーヒーも試したくなりました。




エスプレッソマシンなどの味ではなく、

ネスカフェグストでもなく

昔ながらの洋食屋のコーヒーの味です。


たぶん昔からの器具を使ったフィルターコーヒーではないでしょうか。


まさにツボです。



さらに、かかっている曲が70年代ぽいフランス語のポップスで、激烈ツボです。



それで「ロシュ」、Rocheというフランス語らしい店名にあたらめて意識が向きます。



レジの横には山の写真が。

日本の山では無さそうなので、スイスでしょうか。



帰宅して辞書を引くと、「岩」という意味でした。


Rocheuses


でロッキー山脈を表すようですが、あくまでもRocheなので、意味は岩です。



なんと、私の小学校からのあだ名も「岩」です。


名前の一部で可愛げないあだ名ですが、何か特別な縁を感じました。


あまりに可愛げがないので、キリストの弟子「ペトロ」の名の由来が、


「おまえの信念は岩(=ペトロ)のように固い」


と言ったことによる、ということを思い出すようにしています。


私のあだ名はペトロなのです(笑)


まあ、そんなこんなで

来るべくして来たという感じがしました。


母の実家の氏神様も近いし

勝手に縁を感じてます。


当時、レストランや喫茶店によく使われた建築様式のようで、たびたび見かけます。



これは秋葉原の喫茶店だった店で、以前はこのような広告は貼られていなくて、


中で色の変わるサイリウムを持ったお兄さんたちがアイドルの応援を練習する様が眺められたものでした。



建物は趣きがあったので入りたかったのですが

中が異様で躊躇してしまい、そうこうするうちに店が変わって、もう入ることは叶わなくなりました(笑)。



Rocheの方は、末永く通いたいです。

ビーフシチューも1800円くらいで比較的廉価で、

夜も安心です。


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