
日本語オーディオをレンタル(無料)
レンタルするオーディオに合わせてスタッフの方が「こんにちは!」「안녕하세요~」とあいさつにアレンジをきかせてて歓待ムードで嬉しい。

このオーディオが優秀で、ええ声+臨場感も満載で没入感がすごい。

「この通路をまっすぐ進んで138番房の前で止まって下さい」とオーディオから指示が入る。

誰かおる!

この138番房で寝ている人形が、映画「アルカトラズ島からの脱出」でクリント・イーストウッドが演じたフランク・リー・モリス(脱獄の主犯)
小柄で物静かで高IQ。映画でも彼のIQ:superiorと記載されていて何かよろしくない伏線を残していた。

他のお部屋もゲーム板があったり

絵画をたしなんでいた形跡も。楽器演奏もできた様子。
映画の中で絵画房の囚人が「身体は拘束できたとしても、俺の頭の中までは拘束できない。俺は頭の中でどんな世界でも描けてどこにでも自由に行ける。」と。他にも小さいネズミをペットに飼っていたり。どんな環境でも何かすがるものが必要なのか。

広さは畳2畳ほど。韓国のコシウォン(考試院)を彷彿させるサイズですね。
一部屋にベッドもトイレも洗面もあるので過ごしやすそう。

こちらはA-BLOCK。1912年軍がこの刑務所を建設した当時、軽微犯罪の囚人を投獄していた。
1934年に連邦刑務所局が管理を引きつぎ、より安全性を確保するために、B、C、Dブロックには表面硬化処理を施した工具耐性のある鋼鉄の格子と、遠隔ロックシステムを導入。それ以降、このA-BLOCKは使用されなくなった。(その代わり事務所や倉庫として使用される)

映画にもなった「アルカトラズ島からの脱出」の脱出方法が書かれている。
1962年、「絶対脱獄不可能」な監獄島アルカトラズ島からの脱出を刑務所で手に入る日用品で準備。
石鹸・セメント・絵の具で作った「自分に似せた身代わりの頭」と、レインコートを繋ぎ合わせた「手製のいかだ」。 スプーンで毎日壁を削り入念な準備を行い計画を実行。当初4人だったが1名が離脱し3人(1組は兄弟)で深夜の海へと消えていった。
目指すはサンフランシスコとは逆の北側の海岸。


果たして対岸へ辿り着いたのか。
FBIを総動員して探すも写真とか手持ち品しか出てこず本人たちは見つからないまま、今でも脱獄史上最大の謎を残しているんですよね。
溺死しているのか、無事に岸辺にたどり着いて生存しているのか。

こちらのTIMES SQUARE。他にもBROADWAYなど通りに名前がついており遊び心満載。
訪問したときは食堂は工事中で封鎖されており入れず。
映画では食堂でメンバーが出会ったり作戦を練ったりする重要シーンが撮影されていたので是非見たかったが残念。

食堂の隣に外につながる階段が。
この開かれた景色。囚人にとってはすごく息抜きになったでしょうね。

と思いきや刑務所にも社会があってこの階段も、上は囚人の中でもえらい人(刑務所歴が長い人)からひな壇に座れて
人種差別もあったり、個室から出てきたらそこには刑務所内の社会があって(しかも暗黙のルール)どこに行っても行きづらさあり。




鉄門扉1枚開けるとそこはサンフランシスコビュー、手が届きそうで遠い自由がそこにはある。

道順は、外から中の処罰房へ。
明るい外から中に入ってきたからか暗い処罰房が余計に暗く見える。

こちらは二重扉になっており、中は光がない。
処罰房のため刑務所内で悪いことをするとこの処罰房へ送られる。
人間は、何もすることがないという「苦痛」に耐えがたいようでここに入った囚人たちは皆、この窓の網目の数をひたすら数えるようになるとの事。1日何度も何度もこの網目の数をカウントして飽きるほどカウントして暇に耐えていたよう。

中に入ってみると暗いですね。

こちらの天井は軍施設の時に砲弾が貫通して

床にまで落ちてきた跡がそのまま残っている。

こちらが収容された有名な囚人一覧。

左から、
アル・カポネ(シカゴのマフィア・所得税脱税・5年収監)
ジョージ・ケリー(強盗・誘拐・17年収監)
アーサー・バーカー(誘拐共謀・4年収監・凶悪な「バーカー・カーピス一家」の一員・脱獄失敗で射殺され死亡)
アルビン・カルパヴィッツ(誘拐共謀・26年収監・最も長く収容された人でFBIの「公共の敵No.1」に指定された)
ロバート・ストラウド(殺人・17年収監・独房で鳥を研究・映画のモデルの一人)
エルズワース・ジョンソン(麻薬・8年収監・ニューヨーク・ハーレムを拠点とした暗黒街のボス。1962年の脱獄事件を裏で手助け説あり)
マイヤー・コーエン(所得税脱税・2年収監・ロサンゼルスの裏社会を牛耳った人物。)
映画を見ていると囚人に感情移入をしてしまいますが、罪名を見ると殺人・強盗・誘拐とか遺族にとっては即死刑でお願いした罪名ばかりで複雑である。所得税脱税が無害に思えてしまう。

こちらは図書室。勉学に励む囚人もいたようで環境が整っていれば囚人ではなく、逆にカリフォルニア州を統治する側に回る人もいたかもしれない。

Supermax刑務所が目下、アメリカで増加傾向のようで社会問題化しているという内容を最後に聞いて、アルカトラズ島オーディオガイドが終了。
オーディオガイドの声が良いのか、臨場感が良いのか、私は何度か繰り返し聞いてしまった。
アルカトラズ島は本当に来てよかったです。
後は自由時間なのでゆっくりアルカトラズ島を一周して船に乗ってPIER33に帰ります。