親の介護の負担は、公平になされていますか？
ありがちなのが第一子（長女や長男）が
ほとんど介護をしていて、第二子・第三子
はフォローだけというパターン。
そして順位にかかわらず同居している子の
介護量が多く、遠方に住んでいる子は
少ない傾向があります。
まあ、
当たり前と言ったらそうなんですが
兄弟間で話し合いがされて、お互いに
納得の上で介護をしているならいいんです。
でも経験上
兄弟姉妹でも本音を言うこと
が出来ず、誰かが不満を抱えたまま
介護しているというケースを何回
も見てきました
私は以前、ケアマネジャーをしていました。
担当していた姉妹のケースのお話です。
お母様の介護を、2人の姉妹でみていました。
長女さんは、未婚。
次女さんは結婚し、遠方で暮らしています。
長女さんはしっかりしていてとても
自立されている方。
専門職についているので、
お金には困っていません。
同居しているのは長女さんで
日常の介護も金銭面も、
すべて長女さんが面倒を見ていました。
次女さんは月に1回程度は訪問し
一緒に過ごす時間を作ってくれていました。
あるとき長女さんに急な仕事が入り
丸一日、家を空ける事になりました。
普段長女さんが仕事の日は
デイサービスに通っているお母様です。
家で1人で留守番をすることは
今までありません。
デイサービスを臨時で使って日中を
乗り切ろうと思いましたが
ご本人が嫌がります。
近所に助けてくれる知人もおらず
急ではありましたが
次女さんに来てもらうよう
長女さんがお願いをしました。
しかしやはり急なお願いだったため
仕事が休めないと断られてしまいました。
お母様はトイレなどは自立していますが
認知症の症状で忘れっぽく、食事を
テーブルに用意しておいても
食べる事を忘れてしまいます。
丸一日家を空けるため、
昼も夜も食べないかもしれません。
長女さんはそこを心配していました。
でも、他に方法がありません。
徘徊（目的もなく外を出歩くこと）はない方
だったのでその日は仕方なく
一人で留守番をしてもらうことになりました。
長女さんはその時、
「やっぱり無理だった…」
と、ガッカリしていました。
次女さんは月に１回は来るけど
自分を優先するのであまり当てに
ならないと、前から言っていました。
こんな時でも助けてくれないんだと
長女さんは落胆したようです。
確かに遠方で、仕事があると
難しい事もあると思います。
でも普段から姉妹間で緊急時は
どうするかなどを話し合って、
密に連絡を取っていれば、長女さんの
今回のガッカリはなかったのかなと思います。
兄弟姉妹でも遠慮して、深い話
が出来ない方が多いようです。
お互いの事情もあるだろうし
遠慮してしまう気持ちも分かりますが
介護は手間もお金もかかります。
それなのにあいまいにしていると
あとから余計面倒くさいことが
起きてしまうこともあるでしょう。
お互いの親なんですから
遠慮しないで思っている事は話しましょう。
どちらかが不公平感を感じたまま
介護をしていると、結局はもめることになります。
今、まさに不満が溜まっているあなた。
これを読んだらすぐ
行動しましょう！
早めに腹を割って
兄弟姉妹で話し合いをしましょうね。
そうは言っても
言いたいことが言えない。という人も
いるかと思います。
ところであなたが
兄弟姉妹に心を開いて話せないのは
なぜだろう？
そこにあなたの向かい合うべき
課題があります。
実は介護の負担の問題は
起こるべくして起こっています。
・自分に自信がない
・嫌われるのが怖くて本音を話せない
・相手を信頼できない
という、あなた自信の
課題が介護問題となって
浮き上がってきているのです。
でも実は、相手を信頼できないのではなく
自分自身を信頼できていないんですね。
自分のやることに
自信がなくて行動を起こせない。
相手を怒らせるのではないかと
不安で本音を話せない。
これを読んで、ハッとしたあなたは
今、自分が変わるチャンスです。
より良い、あなたが望む
未来に行けるチャンスかも。
アラフォー、アラフィフの
私たち。
残された時間を
神経すり減らして
自分を犠牲にするのはやめませんか？
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