ディビッド・ウォレン英国大使よりご招待があり、今日、英国大使公邸で、ロバート・ワトソン博士と、ジェームス・ハンセン博士と逢ってきた。


世田谷徒然日記

(ロバート・ワトソン博士のスピーチ)


ロバート・ワトソン博士は、英国のdefra(環境・食糧・農村地域省)のチーフアドバイザーで、ジェームス・ハンセン博士は、米国NASAゴダード宇宙科学研究所ディレクターで、ご両人とも、世界的に有名な地球環境分野の第一人者である。


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(ジェームス・ハンセン博士のスピーチ)


そして、今般、地球環境問題の解決に科学技術面で著しい貢献をされたとして、「ブループラネット賞」が贈られたことを祝うレセプションが英国大使公邸で開催されたもの。米国大使館からもズムワルト首席公使が参列されていた。


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(ハンセン博士)       (ワトソン博士)


公式発表によると、今回の「ブループラネット賞」の受賞理由は、ワトソン博士は、NASA、IPCC、世界銀行など世界的機関において、科学と政策を結びつけ、主にオゾン層破壊を巡る各国政府の具体的な政策立案について、CFC(クロロフルオロカーボン)の50%減少を決めたモントリオール議定書の成立に大きく貢献、その推進に関して、先人的な役割を果たしたことが評価された。


また、ハンセン博士は、早期から気候変動問題に取り組み、1987年に、大気のエネルギーの流れを表す"放射強制力"の概念を基に実践的全球気候モデルの開発に成功し、過去の気候モデルから"将来の地球温暖化"を予見、その早急な対策を政府に積極的に提言し、地球温暖化の危険性をいち早く世に知らしめたことが評価された。


ロバート・ワトソン博士と、ジェームス・ハンセン博士ともご挨拶してお話をさせていただいたが、英人のワトソン博士は炭素取引に積極的に取り組んでいる英国のdefraの要人たしく、排出権取引の重要性と未来展望にも積極的な姿勢を示すお話をしていたが、米国のハンセン博士は、やや排出権取引自体に懐疑的な感じで、ご両人が対照的であったのが印象に強く残った。


同席されていた方々も地球環境問題の権威はじめ、最先端の宇宙工学の研究者やエネルギー専門家、等々、多士済々で、実に勉強になった。