読書の秋である。かねてより読みたいと思っていたココ・シャネル(Coco Chanel)の伝記をいま夢中になって読んでいる。面白い。
彼女の本名はガブリエル・ボヌール・シャネル。直接会ったこともないので、実際どうであったのかお逢いしたことのある方がおられたら印象を伺いたいが、自分にも他人にも厳しく、攻撃的で激しい性格だったようで、幾つかの書物で「常に自分の心を駆り立てる夢に向かってたくましく前に進み続ける孤高で強靱(きょうじん)な精神の持ち主」と称せられている。
孤児であるという不遇に常に反発し、「人に自分を認めさせたい」という強い願望を持っていたとのこと。華やかな人生の影に悲しみいろが見え隠れしている。
そして、資産家の御曹司エティエンヌ・バルサンとの出会い、多くの恋。
ちなみに、ココ・シャネルの「ココ(CoCo)」というニックネームの由来は、彼女が若い頃、シャンソン歌手を目指し、将校たちの溜まり場であった「ラ・ロレンド」の歌手としてデビューした際に歌った歌「トロカデロでココを見たのは誰」にちなんでついたニックネームとのこと。
「20歳の顔は生まれつきのもの、30歳の顔は生活を物語り、50歳の顔はあなたの責任だ」という強烈な箴言は彼女の言葉。
