「誰も知らない、もう1つのオズの物語」と言ってすぐ答えが分かる人はよっぽどのミュージカル通であろう。そう、それは、「ウィキッド(Wicked)」である。


今日、ステーヴン・シュワルツ作詞作曲、ホルツマン脚本の現在ヒット中のミュージカル「ウィキッド」を汐留の電通四季劇場で見てきた。面白かった。あの有名な「オズの魔法使い」のさらに前の時代の話である。


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(ポスター)


そもそも「ウィキッド(Wicked)」とは、「悪い」「邪悪な」「いじわるな」という意味であるが、ここでは主に「悪い魔女」という文脈で出てくる。主人公エルファバはその緑色の容姿ゆでに差別され、孤独な日々を送っている。そして「ウィキッド(Wicked)」と理不尽な呼称で呼ばれrる。その彼女が「オズ」の大学に進学する。そこでまったく違う性格の金髪でキュートなグリンダと出会う。エルファバは何も悪いことしてないのにオズの魔法使いやマダム・ボリブルに追い詰められてゆく。みんなに悪い魔女とされ、そこから物語が急展開してゆく。

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「オズ」は、もともとは、人間と動物が同じ言葉を話しともに暮らしている自由なである。それが陰謀によって動物が言葉を話せなくなってしまう。そして人間と会話ができなくなってしまう。以降人間は動物の気持ちを理解できない種族となってしまう。主人公エルファバが「悪い魔女」と呼ばれながらも、果敢にも言葉を奪われた動物達を守ろうと戦う。切ない気持ちになる。

徒然人はこのミュージカルの物語を見ていて、あたかも産業革命以前のそぼくな人間社会は「昔のオズ」で、産業革命以降地球環境破壊を無遠慮に拡大してきている人間社会は、「動物が言葉を話せなくなって人間は動物の気持ちを理解できなってしまったオズ」のように思えてならない。ミュージカルでは、主人公エルファバが果敢にも本当の悪と戦うのであるが、はたして現代の人間社会にエルファバは居るのであろうか。

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【ミュージカル「ウィキッド(Wicked)」とは何か?】

http://www.shiki.gr.jp/applause/wicked/index.html