先日横浜で開催されたシンポジウム「低炭素社会に向けた日印パートナーシップを目指して」で、運良くIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のChairmanのパチャウリ(Rajendra K Pachauri)氏とご挨拶できる機会を持てた。
(Rajendra K Pachauri)
彼は、とっても温和な方で、個人的にも肉を食べない、自転車を利用する、余計なものは買わないと、徹底しているあたりが、徒然人の趣向にも似ていて好感が持てる。いただいた名刺によると、生産工学と経済学の2つの博士号を持っているようで、1981年よりインドのエネルギー資源研究所の所長を務める傍ら、6年前の2002年からは、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のChairmanの要職にあり、2006年にはフランス大統領からレジオン・ドヌール勲章を、さらに2007年にはアル・ゴア前米国副大統領とともにノーベル平和賞を受賞している。
彼の言葉で特に心に残ったのは、ガンジーに触れた部分で、「ガンジーはかつてインドが英国並の生活水準に達することを期待するかとの質問にこう答えました。英国は今日の繁栄を実現するために地球の資源の半分を要した。インドのような国が同じことをするには、一体地球がいくつ必要だろう?」と。
日本には実に好意的であった。日本の産業・ビジネス界に対しては期待も大きく、特にエネルギー効率の改善と化石燃料依存の低減の点で、素晴らしい革新を遂げていると絶賛していた。
博士はその1つの事例として、「ソーラーラタンプロジェクト」をVTRで紹介してくれた。10万人に明りを届けようというその熱いメッセージは感動的であった。世界には電気のない生活を送っている人々が16億人もあり、そのうち25%がインドに住んでいる。日本のソーラー技術によって多くの人々の生活に明りを灯すことができる。
(ソーラーラタン)

