いつも思うことに「笑い」には質がある。


そして最近テレビがつまらない。質が低いとようよりも質がない。日本に帰ってきてから4年が経つが、あまり面白いと愉快に笑った番組を見かけない。エンタの神様等のお笑い番組もそれなりに工夫はしているのであろうが、ただただ騒々しくてあまり質が高いとは思えない。多くのテレビ番組は電波の無駄だと思う内容が多いので結果あまり観なくなる。


先日学芸大の池田教授の話を伺う機会があった。彼はイギリス人と笑いについて面白い話をしてくれた。ミスタービーンの話も面白かった。オックスフォード大学出身のアトキンソンの味わいについていろいろエピソードを伺った。


教授はこう言っていた。

「笑い」といっても様々であると。


ヒューモアやジョーク、ウイット等。ヒューモアは感情が大事で場合によっては涙を誘うこともある。チャップリンの「街の灯」を例に説明してくれた。またジョークは多くの場合、思いがけない面白さがあるかに依存している。そして特に政治家や権威のある存在に対するジョークは多く、本質を軽く揶揄しているものが散見される。


例えば、以下。

若いカップルが墓場に通りかかった。

墓石の碑文には「誠実なる男、そして政治家、ここに眠る」と書かれていた。

それを読んだ男が女に言った。

「見ろよ、1人の墓に2人も埋められてるぞ」


日本にも結構ある。


昔よく友人から聞いたジョークには、当時のM首相をちゃかしたのがあった。(同首相の名誉のために名前は匿名にしております)

場面は、M首相が訪米しクリントンと面談した際のエピソード。M首相は挨拶として「How are you?」と言うべきところを「Who are you?」と間違えて言った。


M首相;「Who are you?」

クリントン大統領;「I am Hillary's husband!!」

M首相;「me,too」


毒があるのも多い。


英国人はよく人種の差異をネタにする。典型的なエスニックジョークでは「イングランド人とアイルランド人とスコットランド人が…」で始まることが多く、どれか一者を他の二者と比較することで三つの内のいずれでもからかい続けることができるように出来ている。


欧州に住んでいたことはよく欧州大陸の相互のエスニックジョークの応酬も面白かった。お互いを馬鹿にしているのである。隣国同士が多い。


ドイツで聞いた有名なエスニックジョークには、「電球ジョーク」がある。多分の当時の社会主義システムの不効率性を揶揄した部分もあったが以下の通り。


Q. 1個の電球を取り替えるのに何人のポーランド人が必要か?

A. 6人。1人が電球をつかんで差し込み、他の5人が最初の男の乗っている台を持って回転させるため。


なにはともあれ、「笑い」は健康にもいいらしい。徒然人も職場の仲間や友人とよくジョークを言い合って笑うことが多いが、確かに笑うと気分が好い。


笑いは緊張の緩和から来るが、よく笑う人々はあまり笑わない人々よりも寿命が長いらしい。医学的には笑うと自律神経が頻繁に切り替えが起こり、その結果、副交感神経が優位になり、ストレスが発散する効果があるらしい。この副交感神経は、とっても大事で、安らぎ・安心を感じた状態のときに優位で、副交感神経が優位な状態が続くとストレスが解消される。 難しい言い方をするなら、ナチュラルキラー細胞の活性を高める効果があるらしい。確かに「笑い」は気持ち好い。だから寄席にいったり落語を人は好きなのであろう。