今日、雲仙の「小地獄温泉」で温泉三昧を満喫してきた。


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(雲仙名物の硫黄の煙がちこめる地獄)


徒然人にとって何が好きだって、温泉ほど好きなものはない。

温泉はやはり好い物である。大好きである。


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世界中いたるところで、いたる街角で温泉を見つけては躊躇なく入る。イスタンブールでもバーデンバーデンでも麻布十番でもブテペストでも突然入る。いきなりふと入りたくなく。

ましては、今回の長崎旅行では雲仙がすぐ近く。おとといは平戸の帰路、佐賀県の伊万里まで遠征した際に伊万里温泉にもと思ったが、今回は雲仙があるので今日の温泉三昧を心の底から楽しんだ。

長崎から車で2時間もしないで疲労感なく雲仙に到着。

観光案内所で一番古くって味わい深いなるべくひなびたお勧めの温泉はどこかと聞いたら「小地獄温泉」を教えてくれた。


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(名前は地獄だがその実態は「天国」である)


入浴料金はたったの400円。これであれだけ至福のひとときを味わえるのだからたまらない。


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雲仙には3種類の温泉がある。「古湯」「新湯」そしてこの「小地獄温泉」である。

ここ、「小地獄温泉」の歴史は古い。享保16年の開業。西暦だと1731年というからいまから277年前だ。開業後多くの方々に愛されたらしい。開業から120年経過した嘉栄6年にはかの吉田松陰も小地獄温泉を湯治で訪問したというから驚く。

白濁したにごり湯が実に好い。ひなびた面影が一瞬にして徒然人をとりこにしてしまった。


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(乳白濁色の温泉)


さらに徒然人の心をとりこにしたきわめつけのファクターがこの「小地獄温泉」にはあった。それは湯治の後、すごす休憩室である。ここは昭和か明治の時代かと錯覚するような風情が実に好い。座机が並んでいて、湯治客がそこでくつろいでいる。小津安二郎がひょっこり現れそうな風情がある。横になり昼ねしている方も数人いた。


実にレトロな風景、まさにここは極楽である。ヒエヒエのビールやらコーヒー牛乳なんぞを飲んでいる。


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(いまや懐かしいヒエヒエのフルーツ牛乳)


おでん鍋もおいてあって、自由にとって食べれる。もちろん代金は払うのだが空き缶があった各自で自分が食べた分だけコインを入れる。あくまで信頼ベースなのである。


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(いままで食べたおでんの生涯ベスト5に入る)


ここだけはゆったりと時間が流れていた。


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