いま、堤未果の『貧困大国アメリカ』を読了。
それとコラボレートするかのごとく、寄寓にもジョセフ・E・ステイグリッツの最新作
The Three Trillion Dollar War
(世界を不幸にするアメリカの戦争経済 -イラク戦費3兆ドルの衝撃-) も読もうかとしている。この最新のステイグリッツの著は、「発生しうる人的コストと経済的コストを認識もせずに、アメリカは戦争に踏み切るべきではない。帰還兵と退役軍人の適切な受け皿を容易もせずに、アメリカは戦争に踏み切るべきではない。」、「戦争を気軽に始めてはならない。最大の冷静さ、 最大の厳粛さ、最大の注意深さ、最大の慎み深さ…これらをもって臨むべき行為が戦争だ。」と警告している。
不幸なことに、イラクでは、志願兵は市街戦から死者よりも負傷者が多くなり、しかもストレスからPTDSにかかる人も増加し、医 療費を押し上げ、しかも予想外の装備が遅ればせながら調達されるなど、戦争のコストは高まりつつある。実に愚かなことである。ジョセフ・E・ステイグリッツの著書の題名にある通り、少なく見積もっても3兆ドルに上がり、戦争の代価を支払うに当たっては、アメリカの国家債務は数兆ドルが上乗せさせられ、アメリカ経済を疲弊させている。アメリカ政府は、予算不足から帰還した退役軍人と負傷者に対して適切な策を立てられずにいる。何のための戦争なのか。誰のための費用なのか。イラクの罪もない子供達を不幸にし、アメリカ人すらも不幸にしている、このおよそ民主的な国家の帰結とは思えない野蛮な行為とその帰結である。ベトナムで何を学んだのか。 前著は、「経済に追い詰められた国民は黙っていてもイデオロギーにためではなく生活苦から戦争にいってくれる。そして彼らが、巨大な利益を生み出す戦争ビジネスを支えてくれる。大企業は潤い、政府の中枢にいる人間達をその資金力でバックアップする。これは国境を越えた巨大なゲームだ」と、アメリカの本質を鋭く抉る。
事態はいよいよ深刻である。アメリカはいま疲弊している。
そこに温故知新の微塵もない。
【Joseph E. Stiglitz
The Three Trillion Dollar War
】
Apart from its tragic human toll, the Iraq War will be staggeringly expensive in financial terms. In The Three Trillion Dollar War
, Nobel Prize winner Joseph E. Stiglitz
and Harvard professor Linda J. Bilmes
cast a spotlight on expense items that have been hidden from the U.S. taxpayer, including not only big-ticket items like replacing military equipment (being used up at six times the peacetime rate) but also the cost of caring for thousands of wounded veterans—for the rest of their lives. Shifting to a global focus, the authors investigate the cost in lives and economic damage within
http://threetrilliondollarwar.org/