ドイツに過去2回通算8年間過ごして、また仕事の出張やプラーベートな家族旅行も含めて欧米やアジア諸国の人々と出会っていろいろな機会に話をすることがあるが、その中で日本人のよく使う「ご縁」という言葉について説明を求められることがあった。
特に欧米人にとっては人との人生における出会いはあくまでも「偶然」であってそこに日本人的な「ご縁」とか「袖擦りあうも何かのご縁」とか「縁結び」いった発想や言葉はあまりないらしい。あくまで彼らにとっては確率論の世界の出会いであって、日本人的な出会いについての感覚はないらしい。
思えば、日本を含めてアジアの人々の素晴らしくまた面白いところは「人生におけるいろいろな人々との出会い」を「ご縁」という言葉で「偶然」から「必然」に転換しているところだろう。
ドイツから帰国した2001年の年末、いままで鎌倉やドイツ等世界中様々なところで「ご縁」に恵まれて出会ったいろんな仲間にお声かけして「愉快な会」を上野広小路の老舗とんかつや『井泉』の3階座敷意を借り切って開催したことがあった。嬉しいことに30名以上もの多くの仲間が集まってくれて大いに盛り上がったが、その時にも参加した皆さんから「このご縁を大切にしたいね」なんて言葉が聴かれ思わず嬉しくなった。
徒然人自身は直接皆さんと旧知ではあるが、出席された方々同士は初面識の方々も多く、この場で初めての対面であったが、この会をきっかけにその日に「ご縁」が始まった。どうやら自分は期せずして「触媒機能」を果たしていたようで、帰り際に皆さんに握手や挨拶されて、その時にとっても「愉快で面白い方々との新しいご縁をつくっていただきありがとう」というお礼の言葉をいただき、結構こうした「ご縁の連鎖」って面白いものだなと実感した。いまでもその時の出会いがご縁でおつきあいがいる方もおられると聞いている。
今年も有志の温かいご提案もあって、神田の老舗小料理屋『ひょうたん』で「愉快の会」を企てている。また愉快で心温まる「ご縁結びの会」になればと思っている。そしてささやかながら「触媒」の貢献ができればいいかなって思っている。