先日都内某所でアフリカ諸国の在京特命全権大使と一同に会する貴重な機会があったので参加してきた。

アフリカと一言で言っても広大な大陸に様々な人種と文化がまさにモザイクにように混在しておりその多様性はアジア以上かもしれない。アフリカの面積は3030万平方キロメートル、世界全体の22.3%を占め広大な大陸ではあるが、人口は8億5000人と世界人口比では13.7%を占めるに過ぎない。現在48の国家によって形成されているが国家としての発展段階もまた1人あたりのGDPも90ドル/年から8,000ドル/年まで様々である。

あたかも欧州のユーロのように一国で中央銀行を持たずに数カ国で1つの中央銀行を共有し通貨も共通通貨を使っているCFAフラン諸国のような国々もある。


名前もユニークで素晴らしい含意に満ちた国々も多い。

今回いろいろな大使とお話を伺い、その国の生い立ちや経緯、名前の由来等も伺えた。

国の由来は同僚にもご教授いただいたが、実に味わい深い。シエラレオネは「ライオンの山」、セナガルは「川」、

ブルキナファソは「清廉潔白な人々」、エチオピアは「日に焼けた顔」、リビアは「海の向こう」、ジンバブエは「石の遺跡」、ケニアは「しま模様」等々。


africa


ジェフェリー・サックス教授の著書『貧困の終焉-2025年までに世界を変える』の序文の中で英国ロックバンドのU2のボノが世界各国に対して債務救済を求めるメッセージを書いているが、世界中に徐々にではあるが、様々な分野の人々からアフリカ支援に注目が集まりつつある。去年2005年にバンドンで開催されたアジア・アフリカ会議では小泉首相が3年間でアフリカ向けODAの倍増と5年間で25億ドル以上の防災災害復興支援をコミットしており、また同年7月のグレン・イーグルズ・サミットでは今後5年間でODA事業の100億ドルの積み増しを掲げている。わが国は英国やフランスのような旧宗主国のような過去の既得権に拘泥した立場ではない、非白人諸国の代表としてアフリカの今後の発展に貢献できる貴重な存在である。そこで肝要なのは「お金」ではなく「人間の顔をした支援」であろう。

安倍首相が今後の政策でアフリカに対していかなる提言政策を打ち出してゆくか大いに注目したい。