今日、銀座で20数年来親しくさせていただいているG.M.ナイル氏の江戸浄瑠璃の「清元(きよもと)」の名取お披露目にご招待されて参加してきた。
盛大で心温まるナイルさんらしい披露目で皆さん拍手喝さいであった。
ナイルさんご自身の浄瑠璃「三社祭」はなかなか好い感じであった。さすが幼少のころから母親に連れられて歌舞伎に通っただけのことはあってそんじょそこらの日本人より格段に「粋」で、相当日本文化への造詣も深く、日本を愛する心も一等素晴らしい天下一品の日本人である。着物も実に良く似合っていた。今日も大いに感動して目頭が熱くなってしまった。
彼のお父さんナイル氏は銀座の老舗インド料理店「ナイルレストラン」を創業した日本でも有名なインド人である。しかしナイル氏はこの老舗印度料理店主ということだけで有名ではない。彼は東京裁判の時に唯一反対票を投じたパール判事をインドから招聘した方で、日本にとっては恩のある方である。彼が京都大学に学んだ縁で日本に住む機会ができた。そして日本人の奥様を得ていまのナイルさんが生まれた。徒然人が先代のナイル氏と出会ったのは学生時代で先輩に連れられて銀座のナイルレストランを訪問したとき。もう20数年も前のことであった。その時、ご主人は入り口近くのレジの前に座って徒然人に「ムルギーランチ(この店の十八番の美味しいチキンカレー)」の食べ方を実際にナイフとフォークで実に丁寧に教えてくれたものである。いまやその2代目のG.M.ナイル氏が息子さんの3代目と共にこの東京でも有名な老舗印度料理店の経営をしているのである。今日も息子さんと一緒に息の合った江戸浄瑠璃を披露してくれた。
いつもながらナイル氏の人脈の広さには感服する。今日も歌舞伎役者の中村氏からはじまり経済界・政界・警察まで様々な人々がこの素晴らしい日本人を賞賛しに集まってきていた。
今年もまた千葉にあるナイルさんの自宅で恒例の花火大会もあると聴く。ぜひ参加したいものである。
【清元について】(清元協会HPより)
「清元節(通常、単に清元と呼ばれている)」は「浄瑠璃」の一つ。 江戸時代後期(文化11年 1814年)に生まれた三味線の伴奏による豊後節系浄瑠璃。浄瑠璃の諸流派の中では最も新しい。創始者は清元延寿太夫(初世、1777~1825)で、文化11年11月、市村座公演より清元延寿太夫を名乗り清元節を興した。古典声楽を「語りもの」と「唄もの」に大別し、この「語りもの」を通称、「浄瑠璃」と呼び浄瑠璃を語る人のことを「太夫」と呼ぶ。「語りもの」には、義太夫節、常磐津節、清元節、浪曲、等があり、この「」もその1つ。ちなみに「唄もの」には、地歌、長唄、小唄、等がある。

