24時間テレビを今年は久しぶりに見た。いろいろと話題もあり、どういうふうになっているのか興味もあった。お笑い芸人さんがマラソンをするというのもずっと見ていた。台風の影響もあり外を走ることが出来ず何周も同じところを回っていたようだ。番組の途中やあるいは終ってからもっと言えば始まる前からSNSでずいぶんと批判があった。障害者の扱い方にも批判があったし走ったお笑い芸人さんがギャラをもらっていないということに批判もあった。かわいそうな境遇の障害者だけでなくパラリンピックで頑張っている障害者も取り扱うべきだという意見もあった。私はこの番組を見ていてマラソンやあるいは障害者のシーンとか見ていて特に感動もしなかったが批判をするという人たちの気持ちがよく分からなかった。障害者を取り上げることに「何とかポルノみたい」とか「感動の押し売り」とか批判する人もいるが「感動の押し売り」であっても別にかまわないと思う。ああいう番組で少しでも理解が深まり募金が集まって障害を持った人達の手助けになればそれはいい事だと思う。批判するのは自由だが批判したとて何も始まらない。「偽善だ」というが「偽善」の何が悪いのか。偽善を批判している「偽悪者」たちのほうがよほど醜悪だと思う。出演したタレントのギャラについては仕事だから支払われるのが当り前でありそれを受けとる受け取らないも当人の自由であり大きなお世話ということになる。パラリンピックをどうして取り上げないみたいなこちを言っている有名人は自身がパラリンピックや障害者について見識があるのか聞いてみたい。パラリンピックに出ている選手も自分たちが番組批判に使われていると知ったら嫌な気持ちになるだろう。要は24時間テレビを批判したがために自分が「正論」と思っていることを振りかざしているに過ぎない。偽悪者ぶっているくせに自分は正しいことを言っているんだみたいな人間が一番始末に悪い。ちなみに障害者である私は障害者が可哀想と思われるのも頑張っている障害者がいると言われるのも苦手だ。ただ人が一生懸命やっていることにケチはつけたくないだけだ。