だいぶ日が、のびた。まだ照っている。窓ガラスにギランギラン当たって藪睨みする。



昨夜は、cureを観ながら眠る、起こされ、パパ終わってるよ、と云われる。
惨い事を云う子だとおもう。
左肘に瘡蓋があるのに気付く。気付くと、痛くなる、視認する事は、
感情を惹起する。しかしながら、直径1センチはある擦り傷を、どこで、
いつ、なんで。工藤栄一が借りられている、早く返してくれ、
モ-リス・ロネも借りられている、原点回帰は、結構な事だが、
もういいだろう、返却しろ。
おもむろにネコを抱き上げ、放ると、中空でくねりながら、結局は、
四肢で着地する、そんなような夢をみた、でかいネコなのだが、おもむろに
俺を抱き上げ、放れる位、実際、放られて、中空でくねりながら、結局は、
頭蓋骨で着地した、順番だった、放って、放られ、笑い声が絶えなかった、
と、おもう、そんなような夢であった、と猫が云った。夢ん中では、俺が、
あんたで、あんたが、俺だったんだよね。人間てぇのは、不便だ、
それに観念するのが早すぎるなぁ、頭に、ばっかり、頼り過ぎてんだよ、
なぁ、あんた、タバコをふかしながら、コンビニの前に横たわっている猫
を見ながら、ブツブツ俺は、云っていた、
abunainnzyanaino annta sou iu notute
そんな感じの音を聞いた、振り返ると、とても違和感のない顔が、
俺の朝に立っていた。パパ、終わってるよ、ああ、そう…マックまで行き、
クリックする、もういいかげん君も寝た方がいいよ、それは金曜の夜の事
であるから、妻のシャツを引き裂く以前の事だ、これリバーシブル
だったのに、ほら、ほんとだ、殺意を感じたわ、これ見た時、その
場面を、日常生活に、ポンと挟むと、猟奇的にはなるけれど、B級だよね、
日常生活にA級なんてありゃしないじゃない、どんどん壁が剥がれて行く、
どんだけ手抜きすりゃ気が済むんだ、人によって見方も変わるわ、新陳代謝よ、
見てみなさい、剥がれるばかりじゃないわよ、下から新しい奇麗な壁が
生まれている、恒常性が保たれている、健康的な壁に囲まれ、
俺は風邪で唸されているんだね、息づかいよ、それって、体温計が常に
正しいとは、限らないじゃない、6回計ったよ、たまたま、その6回かも
知れないじゃない、たまたま生きてる一回の春、それって俳句的なモノ?、
いや寝言だ、もう俺は寝ているから、君は、既に夢なんだ、
間違われて開けられた部屋は、俺の夢の控え室なのであるが、
個室じゃないもんだから、みんな間違って開けられたと、腹をたてている、
殺気だっている、吹き替えがないから、何を云っているのか分からないんだ、
それが、また、火に油を注いでるんだな、みんな同じ様な顔してるのにな、
総じて猫なんだ、人間には、備わっちゃいないもんだろう、それって、
そう中空で俺はがなっている、頭蓋骨が減り込む、笑い声が絶えない、
昨夜は、フィンチャーを観ながら眠る、起こされ、パパ、終わってるよ、
と云われる。惨い事を云う子だとおもう。
子じゃないんだ、どう見ても、でも子なんだ、どう頭をくねらせても、
一瞬でも、子と思っちゃったからには、そこから一日が引きずり出される。