『Storytellers3』 | 浦邉 力のブログ

浦邉 力のブログ

ブログの説明を入力します。

さて、2022年219日(土)は浦邉 presentsスリーマンライブ『Storytellers(ストーリーテラーズ)3』@Doctor's BARご来場の皆さまありがとうございました。最近は無観客配信ライブも多く、久々にお客さんと、和やかにコミュが出来るライブをやった感じが楽しめました。

この『Storytellers』は、今回3回目ですが、実は初めてライブハウスで俺企画で、共演者にオファーしてやったイベントなんですよ。言葉と音楽で絵が見えてくる映画や小説のような歌というモノが、歌い始めた当初から俺がこだわって作り続けてきて、今、それをやる時だと思って始めたのです。タイトルは2000年代になってからだと思うけど、アーティストが自分の歌を歌って、それについて観客に説明するという『Storytellers』というアメリカのテレビ番組があり、それからとりました。それこそ、ブルース・スプリングスティーン やトム・ウエイツが出演していました。物語の歌の良いところはですね、聴き手が感情移入しやすいところにあると思うのです。その物語の主人公になって、歌の世界の中に生きられる感覚が味わえるところなんだと思うのですよ。そんなわけで始めた企画なんだけど、選曲をする時に、いつものライブと同じくらいに悩んで、特に自分の企画だからこそ、成功させねばという気持ちになるので、とても緊張します。自分の好きなことだから、余計に最高だと思うようなことを皆に押しつけて、褒め言葉をもらわなければと思うのです。そうそう、好きなことが余計にプレッシャーになり、ハードルを上げて、俺vs俺が高まっていくのですね。自分で企画やってる人たちって本当に偉いと思います。

さあ、今回は湖春と土田浩司を迎えてやることにしました。年齢も離れているし、作風も違うし、ギターの弾き方にしても違うタイプに思えるけど、なんかこの2人は共通してるものがあるような気がしたのです。なんか童話を読んでるような観覚というか、そういうモノを2人に感じていたのです。なので、今回の選曲はそういう世界観でまとめたいなあと。転換の音楽も「オズと魔法使い」にしたりしました。

2人のそれぞれのセットリストは、それぞれFBで見れるので、是非チェックよろしくです。



今回、湖春はいつもよりは笑い少なめな歌が多く〝学校〟をテーマにまとめてきました。「男の看護士さん」とか「先生」とか素晴らしい。









土田浩司は本当に長い付き合いだけど、共演したのは10年以上ぶりで、昔はギブソンのSGで弾き語ってたけど、今回は中学の時だっけ?かに買ったというヤマキのフォークギター。ずっとほっといたと言ってたけど、良い鳴りしてました。



「美女と野獣」とか美しかったな。

土田浩司の投稿


湖春は実話を元に、土田浩司はフィクションということで違うし、キャラも違うけど、共通する部分は意外とあるよなと実感出来ました。


さて、俺ですが、そんな2人に合わせ「本当は怖いグリム童話」という実は読んだことは無いけど、海外の童話にはとても残酷な話が書いてあるということで、その辺で攻めていこうと思ったのが、このセットリストです。



1.彗星

2.放火魔

3.ダンス・ウィズ・ミー

4.ベイビーハニー

5.ポッチ

6.僕らは禁断の実をかじった

7.VOLE

8.9時間

9.太陽はいらない

10.BOT


アンコールは

11.Power to the people

でした。


彗星は人気曲で、この世界観は10代の頃に観た『復活の日』などのSF映画の世界的な心象風景。最近はシン・チカラバンドでも演ってます。高音気味のメロディーなので、弾き語り向きではないのかもだけど、ソウルフルに歌った方が世界観に合うのです。上手くは無いけど、意外とキーの幅は広いので、曲によって、音程の位置が違い、それで歌により曲の表情をつけてるのです。喋りとか、シャウトとか、いずれ囁きっぽい歌も歌いたいね。

一曲目と二曲目は渋谷アピアでのライブデビューの1989年の628日の為に描いた歌で、とても振れ幅があり過ぎる内容なんだけど、この辺が当時はわかってもらえなかったけど、現在の自分の幅広く歌えるライブスタイルに繋がっています。しかし、この2曲を並べることによって、とても危ない人となってしまったのかも(笑)

最近、ウクレレ用のピックアップを買ったんで、今回、折角なので、ウクレレ曲を2曲演ってみました。いつもはピアノで演る「僕らは禁断の実をかじった」もウクレレで演ってみた。元々

、レゲエテイストを入れてギターで作った曲なのです。リハで演ってた時、ウクレレって弦を抑えるのに力が入るとチョーキングと同じになってしまって音がシャープしてしまうんですよ。そこを土田浩司からリズム刻むのに左手のミュートはしなくて良いのじゃないかという助言があり、軽く抑える感じにしたら、良い感じになりました。元々、ウクレレ自体がサスティンが少ないので、ミュートする必要も無いんだね。勉強になりました。



本編が終わり、アンコールはジョン・レノン のカバーで、この替え歌は、自分的には加藤登紀子のより、現代に当てはまっていると思うし、日本国憲法前文を読むのも原曲を膨らませたとは自負しています。日本国憲法の前文ってマジでカッコいいんですよ。

三者三様の物語に、お客さんも楽しんでいただけたようで、この企画はまだ続けていきたいと思ってます。

あちゃっ!集合写真撮るの忘れてしまったな…ごめんなさい。企画や演出とか舞台監督とかの仕事は得意なんだけど、宣伝とか記念撮影とかマネージメントやプロダクションみたいな仕事が、とても苦手です。


ライブ写真は毎回動画撮影してくれてるKENさんからいただきました。


あっ、そうそう、冒頭の動画のそれぞれの紹介で毎回BGMをつけてるんですが、今回は


湖春 「Bud Guy」ビリー・アイリッシュ



土田浩司 「Once In A Lifetime  トーキング・ヘッズ



浦邉力 「Bye bye Johnny」チャック・ベリー


でした。