甲子園への夏の県大会が始まると、思い出します。
高校3年の彼が、4月半ばに来院。
半月板損傷と診断され、
一般的には回復まで時間がかかると言われる中、
「夏の大会に間に合いたい。」
そうか。
一緒に身体を整えていこう。
その時、彼がぽつりと一言。
「2週間後に、公式戦があるんです。」
「えっ…2週間?」
その日、
深くしゃがめるようになり…。
2週間後、
正捕手として公式戦へ。
私はバックネット裏から、
彼の試合を見つめていました。
彼のポジションはキャッチャー。
甲子園を目指す、
夏の県大会に向けてメンテナンスを続けました。
そして迎えた夏。
開会式では、
プラカードを持って堂々と入場。
試合を勝ち進めた新聞には、
ホームラン。
勝因となる4連打。
そんな文字が並んでいました。
でも、私が一番忘れられないのは、
試合の結果でも、
新聞の記事でもありません。
メンテナンスを終えたあとに見せてくれた、
あの照れくさそうな笑顔。
「あ、身体が楽です😊」
その一言と笑顔が、
私にとって、
何よりの宝物で、
安心したような、
照れくさそうな笑顔を見る瞬間です。
大会で活躍する姿も嬉しい。
新聞に名前が載ることも嬉しい。
でも、
私にとって何より嬉しいのは、
「また頑張れそうです。」
そんな表情で帰っていくこと。
それが何より。
これからも、
目の前のたったひとりのために、
身体を整え、
心を整え、
その挑戦を支えていきたいと思います。
積み重ねは、信用になる。
※ご本人・保護者のご了承をいただき掲載しています。
追伸
インスタに投稿後、保護者の方からこんなメッセージをいただきました。
「チカちゃんの所に行けばなんとかなる!そう思っている子達。いっぱいいると思います❤️
いつも全力で応援してくれるチカちゃんに感謝です‼️」
読んだ瞬間、胸がいっぱいになりました。
施術の結果だけでなく、
「応援してもらえた」と感じていただけたこと。
それが、何より嬉しかったです。
これからも、
目の前のたったひとりのために。
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