私は「マクロビオティック健康カウンセラー」
という職種の前は
「グラフィックデザイナー」でした。
企業のロゴやシンボルをデザインする
コーポレート・アイデンティティ(CI)や、
商品ブランドのロゴやシンボル、
パッケージをデザインする
ブランド・アイデンティティ(BI)
が専門です。
通常、商業パッケージデザインは
数年ごとにリニューアル。
消費者心理や、市場の動向に左右されるので
わりと短命です。
(↑写真はイメージで、私の作品ではありません。)
企業のロゴやシンボルの寿命はそれぞれですが、
例外を除いて、数年から10年ぐらいで
会社の成長と共に、リニューアルされます。
今日は、私がこれまでデザインを手掛けた
数々の会社の中でも、
とてもユニークな地方拠点の会社を
ご紹介したいと思います。
紆余曲折、長年くすぶり続けてきましたが
ここ数年で、
めざましく成長を遂げた感動の会社です。
現在も 、私がデザインしたままの
ロゴとシンボルが使われています。
社名は『リンゴミュージック』
創立2005年
所在地は、青森県弘前市
皆さん、↑この赤いシンボルマークは
何を描いているか、わかりますか?
そう!青森県が誇る「りんご」と
楽譜の「ト音記号」を合体させました
りんごを半分に切ったらト音記号が出てきた!
みたいなイメージ
ミュージックビデオ内では、
こんな風に使用されていますよ。
©RINGO MUSIC
©RINGO MUSIC
会社の代表的商品は
音楽ユニット「りんご娘」
活動開始は2000年です。
皆さんはご存知ですか?
©RINGO MUSIC
「りんごの街から世界に夢を届けます」
というコンセプトのもと、
当時、衰退気味のりんご農家や、
希望を失った地元の若者たちに
「音楽で元気づけたい」という熱い思いで
ボランティアで、プロデュースを始めたのが
私の弟、樋川新一 でした
©RINGO MUSIC
今でこそ、知名度が日本全国レベルですが。。
当時、青森県内では前代未聞のこのアイデアは
随分と長い間、周囲の強い反対にあったり、
様々な問題などを抱え
決して平坦な道のりではありませでした。
本人いわく、何度か本気で
辞めようと思った時期があったそうです。
デザインの依頼を受けた時、
私はフランスのパリに住んでいました。
私もなんだか半信半疑でしたが
私の青森愛と、会社設立へのご祝儀として
喜んでデザインを提供させて頂きました。
苦節20年で花開いた「りんご娘」。
1本のりんごの木が
しっかりと地に根を張り、
収穫が安定するには、20年かかるそうです。
まるで、そんなりんごの木のように
りんご娘の歴代のメンバー達がバトンを繋ぎ、
細く長く成長し、実をつけました。
青森県の皆さんには希望の光を与え、
日本全国の皆さんには地方拠点の芸能事務所の
可能性を感じていただけているのだと思います。
そして、なんだか会社のシンボルマークも
りんご娘と一緒に
進化して見えるのが不思議です。
古いけど新しい。。。
スローフードにも通じるような、、?
過去も現在も、弟は本業の自動車業の傍ら
「青森県の第一次産業の活性化を目的に、
良質なもの、本物を育てるには、手間暇かける。
時間はかかっても、夢は必ず叶う。」
というメッセージを発信し続けています。
現メンバーさんは今月末で卒業だそうですが、
新しいメンバーさんの実りも楽しみですね
そして、健康の獲得にも時間はかかるものです。
お薬などで一時的に対処できても、
残念ながら
根本の原因解決にはなりません。
時間をかけて作った不調の原因を、
時間をかけて修復していくことで
真の健康を獲得できるのです!
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