変わらずきついまま。


口の中は痛そうではない。

歯磨きも嫌がらないのでしっかり磨けている。


冷え冷え大作戦(クライオセラピー)が功を奏したのかも。



だけど、唾を飲み込めなくなった。



耳が痛くなるから、らしい。




元々、口が痛すぎて唾さえ飲み込めないのは辛いだろうと思い、口内炎予防に必死になったのだ。



だけど辿り着いたのは同じところ…泣き笑い




娘が予告なく、常に唾をたらたらと垂らしてくるので、

ティッシュでそれを捕まえることが私の仕事に加わった。



また高熱と関係があるのか痰がからんでいるので、頻繁に吸引もした。




モルヒネのせいか明らかに精神不安定で、

イヤイヤ期が再到来したようなややこしさを発現した。



常に不機嫌で、起きてる時は痛みやイライラ?で泣き叫んでいる時間が長く続いた。



お茶を飲むときに謎のルールが生まれて、


唾を吸引→お茶を細いストローで吸う→一口飲む


という順番でしか飲まなくなった。

間違えるとめっちゃ怒る。大泣き



これをお茶を飲むたびに吸引から3回ほど繰り返す。



あとは

「なにもつかないほうがいい」不満


これが厄介で、とにかくベッドに体の一部分でもついていたくない不満という謎のルールが生まれた。



常にベッドの上で抱っこをしていた。

トイレやシャワーに行けるのは娘が深く眠ってベッドに置けた時。

あとどうしても動きたい時は看護師さんを呼んだ。



オムツを変える時も、私の膝の上に立たせて交換する。


すごく、不安定な体勢だ。


もちろん、うんちのときもそうだ。



そして、娘は唾を飲み込めないから、

おむつ替え中に油断していると頭の上から唾が落ちてくる。



「お腹痛いー!!!」と泣き叫ぶ娘。

だけど早くオムツは替えないといけないから、オムツを替えさせて欲しいと言う。

「いやだー!!」と言って泣きながらズボンをつかむ娘。

その間も唾が垂れてくるのでティッシュでキャッチする。


なんとかオムツを替えさせてもらえることになっても、

「なにもつきたくない!!」と言うので正座した私の膝の上に立たせる。


顔にめちゃ近いところでうんちを拭く。


拭きながら、たまに頭上を見上げて垂れてくる唾をキャッチする。




もー!!ってなる。(語彙力)

ストレスがものすごい。




娘のイヤイヤはきっと薬のせい。

モルヒネさんが暴れているんだ。



そう分かっていても私もイライラしてしまい、

娘に強い口調で声をかけることがあった。



生理中もあるけど、なにより

娘が痛くて泣き叫ぶ声、というのがめちゃくちゃ私を不安定にさせていたと思う。



「おむつかえないと痒くなるの!いいの?だめでしょ!」

と強い口調で言ったり、


もう疲れ果てて

「私はなんで娘ちゃんにめちゃくちゃ嫌がられておむつ替えようとしてるんだろう。もういいや。娘ちゃんのおむつ替えなくてもママ困らないし(無の表情)」

「帰りたい…(無の表情)」

「その、なにもつきたくない、ってなんなの。ほんともうやめてよ…(無の表情)」


と冷たい声で言ってしまったり…。



今までの付き添いでは絶対なかった対応だった。


私は娘に対して、怖くて、冷たい顔をしていた。



そうすると娘はトーンダウンして


「ごめんなさいい」

「ままかえらないで」

と言って泣いた。



だけどイライラが収まらない私は


「かえらないよ。娘ちゃん1人にはしない。だけどママ疲れた。もう帰りたいなって思っただけだよ(思っても言うな)」




この期間。

娘を傷つけることをたくさんしてしまった。 



娘に怖い顔をしたあと、ハッと気づいて猛省して


「娘ちゃん、さっきはごめんなさい…。イライラして怖い顔して酷いことを言いました。」



と娘に謝る、


だけどしばらくするとまたやる、


というのを繰り返してしまった。

(DV男がやるやつ)