たまに気になって見てしまうけど、かなり心が疲れる。


動揺しているときは特に、絶対やめた方がいいなと思う。



病気が発覚したとき、

B大学病院の先生からあまりインターネットで検索しすぎないことを勧められた。


「ブログとかは病状がひどい子が目について不安になるからあんまり見ないで」


「がんについては正しくない情報も多く出回っている」


「調べるならここを見て」


↓ここなら見ていいと言われた




私は愚直にそれを守った。

病気発覚から1ヶ月ほどは、ほとんど検索をしなかった。

あえて自分が前向きでいるために情報を遮断した。



そして何も考えないでいいようにめちゃくちゃ寝ていた。


そのおかげではじめの1ヶ月、とても元気にすごした。




しかし落ち着いてくると、そろそろいいかな?と情報を集めようとする。




娘と同じ病気の子が、治療でどうなったか、どう過ごしているのかを見たくなるのだ。


ここで私が知りたいのは、「娘と同じような病気の子が、難なく完治して、日常生活に戻っている姿」である。


そして「ああよかった。娘もきっとすっかり治って、普通の3歳児に戻れる」と思いたいのだ。




だけど。



ブログを調べてみると、状態が悪かったり、亡くなってしまう子が目につくのだ。



目につく、っていうだけじゃない。


実際、検索したブログを上から開いて数えてみると、そういった子の方が圧倒的に多いのだ。




このブログもこのブログも…


初発から数年後に再発して今も治療してる…

何年も治療をして最終的に亡くなっている…


この子は娘みたいな歳で、娘みたいな病状…

やはり再発して亡くなっている…



ブログを開設している人は、もしかしたら厳しい状況の子に偏っているのかもしれない。




そうは思いながらも、不安になる。


どうしても娘と重ねてしまうのだ。




娘がこれからの人生、ずっと苦しい治療を続けることになったら。


どれだけ不自由で痛い思いをさせるんだろう。



息子から、たった1人の大親友で妹の娘を奪ったら。


残された息子の心にどれだけ傷をつくるだろう。



そんなことを考えて涙が出る。





情報を集めに行くのは、もちろん悪いことばかりじゃない。


先輩方のブログで、神経芽腫の標準治療にまだなっていない治療を知れた。

セカンドオピニオンで伺ってみたい病院も知れた。



だけどメンタルがやられるのだ。

なにも感じずに情報だけ集められたらいいのになと思う。