娘は好奇心旺盛だ。
そういう時期なのか、個性なのか。
治療をしていることもあり、特に人体のことが気になるらしい。
体の図鑑は大活躍だ。
食べたものがどうやってうんちになるか、おしっこになるかの話が大好きだ。(幼児はみんなそう)
またウイルスが身体に入ってきたら白血球が食べる、みたいな話も大好きな様子。
何巡も説明をさせられる。
その中でも特にこの頃は
赤ちゃん、出産について興味が強かった。
「むすめちゃんはどこからうまれたの」
「おなかのなかにいたんだよね」
「おまたからうまれた…?!」(衝撃)
↑もらいもの?我が家にある赤ちゃんについての絵本。
娘は絵ではなく動画で見たいらしい。
「うまれたときの動画みたい!」
私は出産のときに動画なんて撮っていない。
そんなこと考えもしなかった。
YouTubeで人様の出産動画を見せることにした。
外泊中は息子も巻き込んで3人で見る。
娘は妊産婦さんが痛がる様子を嬉々として見ていた。
音量が小さいと、「いたいこえがきこえないよ!」とか言ってくる。
趣味が悪すぎてお母さんは心配になる。
最後に赤ちゃんがずるん、と出てくるシーンと、臍の緒を切るシーンもお気に入りだ。
「ちだらけだね!」と大喜びである。
趣味が悪すぎて…(以下略)
そんな娘に対して、息子はこの手の動画は苦手なようだった。
叫び声が出ると「怖いから見ない!」と言って逃げ出した。
(そういいながらも、気になるのかちょいちょい見にくる)
見終わったあと。
息子は
「ぼくは男の子でよかった!」
「男の子は赤ちゃん産まないから!」
としばらく言っていた。
「ぼくはね、娘ちゃんがあかちゃん産む時は絶対病院に行かないんだ!怖いから行かない!」
という宣言もしていた。
(将来、奥様に言ったら刺されるやつ…)
同じ親から生まれたのに、こうも性格が違う。
本当に面白いなと思う。