2週目。
抗がん剤投与は1週目で終わっているため、この時期は血球が下がるのを見守り?、副作用に苦しみながらただ待つだけだ。
白血球の数がガン!と下がりウイルスや菌にやられやすくなるから、一際気をつけないといけない。
だが、2週目が始まってすぐに院内感染でインフルエンザに感染してしまった。
タミフルがすぐに効いたのか、熱は38度台くらいまでしか上がらなかった。
熱も1日で下がり、あとは元気に過ごしていた。
嘔吐まではないが、吐き気はゆるく続いていた。
気配があれば吐き気止めをすぐ入れてもらった。
1週目はほぼ毎日、朝晩で吐き気止めを入れていたが、2週目の後半にはいらなくなってきた。
腹痛もまだあった。
1日に何回もお腹痛いと言って、その度にお腹を温めたりさすったりしてなだめた。
下痢もまだ頻繁にしていた。
多い日はやっぱり10回くらい出る。
これはオンコビンの副作用で便秘になると腸閉塞の恐れがあるからと、
うんちが出ない日は酸化マグネシウムを増やしたり、下剤(ピコなんとか)を飲ませたせいかもしれない。
娘は下剤が効きやすいのだ。
下剤マネジメントが本当に難しい。
食欲はないままだった。
ほぼ毎食ゼロで、栄養を点滴から入れてもらっていた。
インフルエンザにかかったことでずっと感染者用の個室にいた。外には出られない。
部屋から毎日一歩も出られないとつまらない。
動画には頼るがそればっかりじゃ良くないので、工作とかをしてすごしていたと思う。
紙コップが大活躍した。
手袋で太鼓を作ったり、糸電話をしたり、ベッドに紐で飾ったり、そんなことばかりしていたと思う。