新幹線の駅からは義父母に地元まで乗せていってもらう。

できるだけ人に接したくなかったので、車で運んでもらえてありがたい。



義母と会うのは入院の日の朝以来だ。

あの朝から家に帰れず、息子と家事などを任せてしまった。


義父はいつぶりだろうか。夏に旅行に行った以来会っていなかったかもしれない。



ロータリーに停めてある車に乗せてもらう。

息子が「じいじタクシー」と呼ぶ、義父のプリウスだ。



義父も義母も、にこにこしている息子と娘を見て目を細めた。



車内で、今後について私の両親を含めて話し合いをしたいと言われる。


確かに、私たちはこれから双方の両親に息子のお世話などをかなり頼る予定なのだ。


改めてこちらからお願いをしたり、具体的な予定を話し合う場が必要だろう。



しばらくして実家に到着した。


1時間後に、また私の実家に集まることになった。