B大学病院退院後、C大学病院入院まで3泊4日もある。


私だけでは荷物と娘を抱えられないので、夫にも地元についてきてもらう。


義母はもう帰ってしまっている。

必然的に息子もずっと一緒だ。



移動を含むが、3日も息子と過ごせるのだ。



なにをしたら楽しいだろうか、

これからも続く、離ればなれの期間をどう励ませるだろうかと考えた。



まずは、息子と2人で食事に行ったりしたいと思った。


あとは、少ない時間を狙って映画を見てもいい。


息子が好きそうなキャラクターショップに寄って、お揃いのなにかを買うのはどうだろう…



とここまで考えて、あれ?と思った。


私が思いつくのは全て、

中学生のデートプランだったのだ。


もちろん私が中学生だった時代のものだ。

アップデートはしていない。



私は息子とデートがしたいだけのようだった。



あとは離れたときも、

息子が母を近く感じて安心できるものを、このデートで手に入れたい。



ふと思った。

もしかして、これは「遠距離恋愛」と同じではないだろうか。


思い合う2人?が、離れているときも気持ちを確め合いたいのだ。

そうだ、間違いない。(確信)



遠距離恋愛カップルに習おう。


彼らはどうしていただろうか。


さっそく昔を思い出してみる。(現代の事情は知らない)


あれだ。

連絡を取りやすいようにしていた。

そして毎日目につくところにお揃いのものを持っていた。


携帯電話の無料通話に、お揃いのストラップ。

それに2人でとったプリクラを貼るのだ。(世代)



よし、キッズケータイ、買うか?

そして母ととったプリクラを貼り付けてやるか?(嫌がらせ)



早速調べてみると、

キッズケータイは、インターネット無し、電話のみの契約ができるらしい。


そして電話も、

電話帳に登録した番号のみ受発信ができる設定もできる。


設定によっては家族専用の電話が出来上がる。


同じキャリアであれば家族間通話無料。

基本料金は500円とかだ。



これはありじゃないか?と思った。



私と息子は普段、私と夫のLINE通話で会話をしていた。

だけどそこに映る私は、たいてい娘を抱っこしている。


息子と私、2人だけの会話ができるツールがあってもいいんじゃないか。


息子がいつでも、誰かを介さず、私に直接つながるツールがあってもいいんじゃないか。



最悪、ただのお守りになってもいい。


キッズケータイ、息子と2人で選びに行こう。

そう決めた。



あとはケータイにつけるお揃いのストラップを探しに行って〜

プリクラを撮って〜

と、また中学生のデートプランを考えるのであった。