なんだか大変なことになった。
とりあえず色々と予定が変わるから連絡をしないといけない。
まずは息子のこと。
お義母さんに電話をかけた。
「もしもし。病院終わった?どうだった?」
「息子ちゃんが待てないから、パンをもう買いに行ったのよ。おりこうに待ってるところ」
明るい声。後ろで息子の声がする。
娘の検査の結果が良くなくて、
すぐに別の大学病院に行くこと
もしかしたら入院になるかもしれないこと
息子のお昼ごはんを食べさせてほしいこと、
今日はそのまま息子をみていてほしいことを伝えた。
思ったよりも落ち着いてお願いができた。
お義母さんは急な話に驚きながらも
「また落ち着いたら連絡ちょうだいね」
「息子ちゃんのことは任せてね」
と言ってくれた。
お義母さんは普段遠いところに住んでいる。
飛行機が必要な距離だ。
今回はたまたま別の用事でこちらに1週間来てもらっていた。
お義母さんがいてくれて本当によかった。
私たちの子どもは娘だけじゃない。
大事な大事な息子がいる。
息子には本当に大きなストレスを与えてしまったけど、
間違いなくお義母さんのお陰で、
娘と私が突然病院から帰らなくなった日々を息子は笑って過ごしてくれた。