2011-1-2


昨年のうちに書こうとしたら、なんせこの不景気で暇で暇で消耗で帰宅。

なので新年早々に久々の日記でございます。

12月上旬だったか実家で夕食を食べていたら、おふくろが話し始めた。
何気に神妙だったので言葉に一瞬だけ、流すようにしてしまった。
「~会社の健康診断のマンモグラフィー検査でしこりが見つかり、新宿の
大学病院で調べたら悪性の腫瘍が見つかって・・・小さくて初期だから
短期の入院で手術をすればでも治るから、心配しないで大丈夫~」って言われても。

ベットの空き次第の連絡待ちで、22日に入院予定でした。
担当医から家族の方に説明と同意書のサインが必要だからと、
来てくれる?と出番が公共日だったので一緒に22日に病院に。
受付の順番とか手続きを済ませて病棟へ、看護師さんに案内されて私物を
置いたり、担当医の診察が終わったあとでの説明のはずが予約時間を
越えても、しばらくお待ちくださいと2時間待って診察室へ移動。
そこから1時間近くの待ち・・・途中で事務員さんが様子を見に行ってく
ても、無言のまま仕事を始めてしまった。
何かの事情があるのかな?
小声でおふくろと話をしてから、呼ばれて診察室へ。

とっても優しい温和な担当医で、長い時間お待たせしてと平謝り。
約30分間に検査結果、手術の方法などわかりやすく説明を受け、心配な
顔の自分に初期の初期で温存可能な状態とのことや、1時間30分くらいで
出血も少量で終わりますからなどなど。
手術は24日の午後から始めるとのことで、よろしくお願いしますと
伝えて病室へ戻る途中で、おふくろが前に診察していた人、もしかしたら
悪くなったてのかな?表情が悲しげだったからと言う。
担当医の人柄が察するに治療方針の相談に時間を要したのかも。

翌日は、仕事なので帰宅。
23日は落ち着かない気持ちもありつつ、人様の命を預かってお送りするタクシ-運転手ゆえ、ハンドルを握るときは変わらずに会話をしたり。

24日、明け番で寝たら起きられなくなるので、そのまま待機して病院へ
行き病室で話をして・・・おふくろは手術室へ、自分は終わるまで待機。
少し寝てればと思うに、寝られることも無く3時間後看護師さんに呼ばれて、全身麻酔が少し残っている中で意識はあり、会話も何とか出来る程度。
担当医が手術は何事も無く順調に進んで、リンパ節の細胞検査でも転移が
無かったから安心してくださいと、汗をかいている姿に感謝して深々と
お礼と言葉を言うだけしか出来なかった。

病室のベットにそのまま移し変えて、一緒に病室へ移動。
酸素マスクをしている病室のベットの横で待つ。
自分に話かけるおふくろに、ゆっくり寝てなきゃと言う。
せめて酸素マスクが取れるまで、面会時間までとそばにいると。
ご飯食べたの?眠いでしょ?大丈夫だから帰りなさい。
眠っての繰り返し・・・。
自分も少し眼を閉じていると、無理してるんじゃないかと思ってか、大丈夫だから家に帰って寝なさいと言う言葉に夕方に帰ることに。
翌日は仕事だったのでクリスマスイブの喧騒も関係なく、夕飯食べて寝てしまった。朝も昼も食べられず、もらった乳酸菌飲料を勧められても受け付けなかったのを、無意識の中で気にかけてたのかなって・・・。

母親の愛も、周りにいるご縁のあった、ある皆様のおかげで、
ひねくれずに生きてこれたことは、ほんとありがたい。

翌日電話があって27日の月曜日に退院するから、11時くらいに迎えにいくことに、電車も座れないときついから、レンタカーを借りて迎えに行くと私服に着替えて待っていた。
外見上はいつもと変わらない様子、痛みはあるようだけど。
仕事も正月休みと続けて現在も休養中、だいぶ調子が上がって来たようで、
休み明けに経過診察から5週間月~金の放射線治療を1分30秒くらいの
照射ですが、温存する治療ではセットになってます。

この先、定期健診とかを怠れば、確立は低くても再発の可能性はあります。
そのことを踏まえて付き合っていかないと、一段階を超えただけ。
より体の気配りをすることで、健康を維持出来ることと考えてます。

ここのつぶやきにマンモグラフィー検査を薦めたのは、おふくろのこともありました。
あと、何十年前だったかテレビで見たこと。
当時の手術方法は、転移のリスクを考えて全部摘出をすることが主流だった。でも、リンパ節をも取り除くとあとで支障がせ出るのと、乳房が無くなることは、女性としての何かを無くしてしまい心に大きな傷を残すことに。
シリコンを入れる再生手術も紹介されていたけど・・・。
ぜひ検査をと男の自分が伝えたいのです。

自覚症状が全く無くて、検査をするまでわからず。
検査した医師は、ちゃんと検査していたから良かったと言ってくれたとか。
もし、末期で進行していたら・・・どんな気持ちで支える手段を見つけられずにいる自分が浮かんできます。

検査代も時間も羞恥も痛みもあるものです。
家族や仲間やご自身の為にも、毎年のマンモグラフィー検査の受診を。
女性の皆様へと願うのでした。