育児しながらの練習は
とにかく時間が貴重です。



滑走日数も滑走時間も稼げないので
密度の高い練習を求めています。



自宅でのイメトレ、筋トレ
体のケアも勿論大事ですが
懐も寂しいので独身の頃より
レッスンを受ける覚悟や
何かを掴み取りたい意欲
1ターン1ターンの集中力は
随分意識が変わったと思います。





最近感じるのは
熱心で真剣なコーチほど
説明や座学を大切にしていて
基礎基本の時間が長い。




本や雑誌やDVDも
知らないよりは勉強にはなるけど
上達するために獲得したい運動

邪魔する運動(癖)
は自撮りビデオでも
経験値や観察眼がないと
中々芯(真)の原因にたどり着けない。



【●●をしないようにする】

など、禁じる注意のやり方では
直せない事が多いように感じます。



結局は
『こう滑りたい』の理想の動きに向けて
正しい運動ができないから
無理矢理埋め合わせるために
誤った動き(癖)をしている訳です。



しかも、
スキーは落下している分
完成形の動き(目指す動き)は
三次元で複雑に見えます。


落下を取り除いた時に
プレイヤーがどんな動きをしているのか
下からの映像ではかなり分かりにくい
気がしています。




産後から
人と時間を合わせることが
難しくなってきて
単独練習が増えましたが
下記3点に特に行き詰まりを感じました。



①何が問題なのか
②足りない技術は何か
③足りない技術を獲得するためにどんな練習をしたらいいのか


それらを導くために使う言葉や練習内容は
コーチの引き出しによって様々。

こちらの技術レベルと噛み合わないと
誤解を招くこともある気がします。










昨日は祓川貴広さんの
コブレッスンでした。

参加は2回目。




先週に引き続き超快晴爆笑



コブレッスン、と言っても
午前はみっちり整地で
プルークやパラレルで
基礎基本の練習。


コブの中でどう重心を使うか
足首・膝・股関節をどう連動させるか
どういうターンコントロールが必要か
などなど。


コブに入ったのは午前の最後の1本です。


ガンガンコブを滑りたい人には
全く向かない内容ですが
基礎に飢えている私にとっては
素晴らしく有り難い内容でした。


そんな基礎プルークでも
低速であればあるほど
板を扱えないことが顕著に露呈し
めちゃめちゃ下手くそでした…。

低速パラレルなんか最初は
板が全然思うように動きません。
「こんなにできないんだ!!」
ショックでした…ガーン


いかに今までスピードでごまかしてきたか
痛いくらい自覚しました。




コブでついやっちゃう動き(癖)や
大回りなどの高速種目で
気を付けて封印していた癖も出ました。

癖には理由があると学んだ感じ。




今回6名の方が参加されていましたが
全体のレベルが高くて
お話しした感じでテク以上が4名
後のお二人も全く遜色ない足前でした。


それでも
同じテーマで基礎練をやった時
うまくできない原因
躓くポイント(癖)が
全員バラバラでした。

全員の滑りを加味して
共通するテーマを選び
また次の基本練習につなげていく
祓川さんの観察眼と的確な指導に
一人で勝手に感動してました。


ホンとに分析が細やかで
何ができないからそうなるかを
分かりやすく説明してくださいました。


他の方の話を聞いているだけでも
すごく勉強になりました。



それなのに
「一人に偏って教わるよりも
色んな人に教わった方が
多様性でうまくなれる」
とか参加者に言う辺りがまた
ビックリしたし尊敬もしました。


よりこちらを選手目線で捉えてくれての
アドバイスだなぁーと。





確かに、
同じ内容を指摘するにも
人によって表現はまちまちで
解決策への導きもマチマチなので
変に「この人に教わる!」と
拘らなくてもいいのだと思う。


反面
同じ方のもとに通うことも
継続したステップアップが望めるので
どちらにもメリットはあると思う。







総じて、
祓川さんのレッスンは
とてもとても丁寧で
説明も分かりやすくて
様々な基本運動やバリトレを行い
それがコブの中でどう生かされるのか
コブの形状や種類によって
どう滑りを調整させていくのか
などなどを詳しく学べて
とても充実したレッスンでした!



私もコブレッスンは
元を含めたモーグル選手も数名
全日本上位のデモ数名
その他キャンプなど
色々と参加してきましたが
ここまで幅広く学べる機会には
恵まれなかったので
本当に面白かったです。





自分が調子の良い時、悪い時、
得意なコブと苦手なコブは
何ができて、何ができない
に直結していて
それをしっかり指摘してもらい
自覚できたし
どうしたらうまく行くかまで
レッスン中に経験できました。


あとは自分で精度を上げる事なので
自主練の範囲になりますよね。





数年のお付き合いだった色んな癖は
結局はアルペンでも基礎でもコブでも
同じことを指摘されてきました。

「●●するといい」

と言われても
どうしたらそれができるのか
分からないことも多くありました。



部分的(パーツ的)な事ではなくて
全体の体のバランスと使い方を見て
祓川さんは解決策を提案してくれる
感じで「これか!」と言う感動が
レッスンの中でたくさんありました。

とても手応えがありました。



同じ言葉を使ったとしても
人(もともと強く出る動き)によって
最終的に到達する動きが
違ったりもしたので
終着点へ導くための計算とか
表現の使い分けとか
すごいなーと感心しました。






昨日レッスン中に撮影された動画も
ダウンロードできるように
送ってもらったのですが
いかんせんパソコンの調子が悪く
ブログにあげて検証ができない…(涙)



追々、before、afterしたいです。