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栄養士のchikabohです!
ふだんの生活の中で「ポリフェノール」という言葉を
なんとなく見聞きしていると思いますが、
「ポリフェノール」とはいったい
どのようなものでしょう??
どのような食材に含まれているの?
どのような効果があるの?
今回は前回のりんごの記事でも記載されている
そのポリフェノールについて
お伝えしていきたいと思います!
ポリフェノールの話の前に・・・
「フィトケミカル」(ファイトケミカルとも)という
言葉を聞いたことはありますか?
フィトケミカルとは、“第7の栄養素”として
近年、注目を浴びている成分なのですが・・・
「フィト」→植物由来の、「ケミカル」→化学物質で
植物が紫外線や害虫、外敵から身を守るために
作り出された色素や香り、辛味、渋み、ネバネバ
などの成分で、抗酸化力や免疫力を高める
など、私たち現代人にとって嬉しい健康効果が
たくさんあるので、積極的に摂取したい成分
です!
フィトケミカルの種類は明らかにされている
ものだけでもおよそ1500種類あり、
性質によって大きく分類すると、
・ポリフェノール
・カロテノイド
・含硫化合物
・テルペノイド
・多糖類
に分けられます。
・・・というわけで、
「ポリフェノール」は、第7の栄養素である
フィトケミカルの代表的な成分であることが
お分かりいただけましたか?
そんな「ポリフェノール」ですが、
これまた自然界に5000種類以上あると
言われています。
“カテキン”、“アントシアニン”などは、
馴染みがあり耳にしたことがある成分
だと思いますが、どちらも
ポリフェノール類のフィトケミカルで、
苦みや色素の成分で強力な抗酸化作用が
あります。
ここでは、代表的なものをいくつかご紹介します。
・カテキン:緑茶や紅茶に含まれる苦みや渋みの
成分
・アントシアニン:ブルーベリーなどに含まれる
青紫色などの色素成分
・イソフラボン:大豆などに含まれ、女性ホルモン
のエストロゲンに似た働きをする成分
・クルクミン:ウコン(ターメリック)に含まれる
黄色の色素成分
・レスベラトロール:ブドウ、赤ワインなどに含まれる抗酸化物質
・カカオポリフェノール:ココアやチョコレートの
原料となるカカオに含まれている成分
・クロロゲン酸:コーヒーなどに含まれる苦み成分
ポリフェノールと言ってもいろいろな種類がある
ことがお分かりいただけたと思いますが、
それぞれが持つ健康効果も違います。
フィトケミカル(ポリフェノール)に共通している
のが、強い抗酸化力と免疫力向上で抗ガン作用が期待されることです。
そんなポリフェノールは果物や野菜の表皮、
種、茎や根に多く含まれていて、
水に溶けやすい性質のため、
皮つきのまま生で食べたり、
ジュースやスープにして毎日こまめに摂取するのがおすすめです👍
ただ、農薬が付着しているものを摂取して
しまっては元も子もないので、無農薬、
オーガニック(有機)のものを摂ることを
おすすめします。
また、大量に摂らなくても効果が期待される
ので、いろいろ組み合わせながら、
多くの種類を摂った方が相互作用で
より高い効果を発揮します。
コーヒー、緑茶、紅茶、赤ワインなどの
嗜好品でもそれぞれ多く含まれている
ポリフェノールが違うので、
時間や気分によって飲み分けてみるのも
いいですね👍
コーヒーブレイクやティータイムのお供に、
私のおすすめの1品(1粒?)はこちらです♪
私たちの食べるものが私たちのからだを作って
いますので、健康なものを食べて健康なからだを
目指していきましょう!
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「SUPER IMMUNITY」(IMK ブックス)