獣と化した性同一性障害の人を、救おうとして、いろいろなものを与えてきたわけですが、もし、この人を救おうとしなかったら。どんな風に対応していたんですか。

まず、自分の中で、相手の存在を受け入れません。
なので、自分の領域には決して踏み込ませないようにします。

そして、相手が近づいてきたら、そのときに欲しがっているものをあげます。

たとえば、その時に、周りからの尊敬の眼差しを欲しがっていたとしたら、それが相手に向けられるように仕向けたり、そこにあるチョコレートを欲しがっていたら、それをあげたりします。

間違っても、獣なんかに取られてたまるか、みたいにムキになって、自分のものにしようとなんかしようもんなら、間違いなく、刃はあなたに向けられます。

普通の人なら、そういうことをされても、あ、やられた、ぐらいですみますが、相手は人間ではないのでそれではすみません。


じゃあ、救うためにはどういう方法を取ったんですか。

まず、相手を受け入れます。そして、私はあなたを救おうとしているという意思を見せます。
そうした上で、相手が根本的に欲しがっているものはなんなのか。それを探っていきます。

彼女を救うために根本的に必要だったものは、彼女の価値観に対する理解です。

それを否定され続けてきたために、不幸な結果を招いていました。


確かに、それは普通とはちょっとかけ離れていて、理解しにくいものでした。

でも、それを一つずつ理解し認めていくことによって、自分を肯定されている、という思いが湧いてきたんです。


あとは、その積み重ねです。

その過程で、なんでいろんなもんを奪われるんだ?


それは、周りがいろいろと横やりを入れてきて、根も葉もないことを言って、また彼女を獣に戻していったからです。

そうすると、彼女の欲しがっているものは、他人に認められている私の価値観だったので、そういうものをつぎつぎと奪っていったんです。


なるほど。わかりやすい。



今、なんで私はしんどいの?(:_;)


いや、だからこの人の問題が最終的に解決しねえと次に取りかかれねえから。




つまり、教員のパートナーシップだな。

同僚だった男性教員とのパートナーシップ。
これを解消しないといけない。

つまり、彼女のほうも、別のパートナーシップをつながないといけないわけですね。


でないと、旦那の妹を受け入れることができない。


じゃあ、このパートナーは誰か?

旦那ではない。占い師でもない。治金職人でもない。俺でもない。じゃあ、誰だ。


パートナー無し?


まあ、そういうことでしょうか。

つまり教員は永久に葬り去られる。


プロとして接する事ができなくなるわけですね。


先生ではなく、お母さん、もしくはお姉さん。

あなたの辞書から、先生という役割が消えていくわけですね。



研究者は残ってます。パートナーいますから。


つまり、この場合、旦那とのパートナーシップで、お兄さん、お姉さんとして妹を受け入れることになりますね。


確かに、問題のある人間と接するには、プロであれば傷つけられずにすみますね。

これまたプロの仕事を否定されましたね。


サド、サド。



I先生は、完全にいなくなります。

お疲れさまでした。



「黒百合の歌」 織井茂子