人は、自分の領域を守れているようで、実はそうでないことが多くあります。

自分の領域を守る事。それは当然のことなのですが、一部の人にとっては、そうすることがいけないことのような気がする人もいると思います。

なぜなら、自分の身近にいる人が自分の領域を侵したがり、領域を守ることを非難するからです。

なので、自分の領域を守ることがなぜか悪いことのように感じてしまうんですね。


人は、他人の領域を侵したがります。


なので、自分の領域は自分でしっかりと守りましょう。



では、自分の領域とは何か?

もちろん、土地や自宅、自室といった目に見える物理的なものもありますが、多くは目に見えないものです。

たとえば、自分の思想、自分の趣味、自分の好み、交友関係。そういったものに、自分の領域があります。

それをしっかりと守るのです。
そうすることによって、自分が自分らしくいれるし、また自分の人生を自分の足で生きていく事ができるのです。


しかし、そういったものに自分の領域を持たない人は、人のことがとても気になり、人の領域を侵してしまいます。



質問していいですか?


やっぱり、優れた研究をしようと思ったら、人間的に成熟していないとダメでしょうか。
あなたの論文読んでて思ったんですケド、やっぱり研究の成熟度は人間の成熟度に比例してると思います。


それは、相互作用でしょう。研究の成熟度を上げようと思ったら人間的に成熟していかないといけないし、また人間の成熟度を上げようと思ったら、いろいろと研究を深めていかないといけない。


なるほど。


続けますね。


では、どうやって自分の領域を守るのか。

それは、まず、自分が大切だと思う事を人に委ねない事です。

自分が研究をしていて、なかなか思うような結論が出ない。
しかたがないから、友達や先生に相談して、その結論を出してもらう。
これは、自分から自分の領域に侵入させていることになります。

相談するのはかまいません。しかし、最終的に結論を出すのは自分です。

そうすることによって、自分の思想を守り、また育てていく事ができるのです。


また、自分のやっている研究に口出ししてくる人がいます。

これはこんな風になるのはおかしい、とか、ここはもっとこうするべきだとか。
たとえ、偉い先生であったとしても、それをそのまま鵜呑みにしてそのとおりにするようでは、その人に侵入されます。
言われたことをもう一度自分でよく考えて、自分なりに答えを出してみましょう。
自分で理解できないことを、けっして論文に書いてはいけません。

あくまでも、自分の言葉で、自分の理解できる範囲で、表現していきましょう。

そうすることで、いくら研究に口出しされても、自分の領域を守り続けることはできます。


これは、かなり、自分との戦いになります。苦しい時、先生に助けてもらう。これは簡単です。でも、そうしたとたんに、それはあなたの研究ではなく、先生の研究になります。



研究に限らず、自分の領域を守るということは、そういうことになります。


交友関係でも、大切なことを人に委ねると、その人に間違いなく侵入されます。
苦しくても、大切なことは、自分でやりましょう。

また、大切なことを委ねることによって、自分の領域をその人と共有したいと思っている人。

それは、最終的にはただ侵略されて終わるので、そういう場合は、自分の領域と別に、その人と共有できる領域を作りましょう。


とくに、この場合は、自分だけの領域ではないので、他人に侵入されないように心配りをしなくてはいけませんね。
それができない人が、共有の領域から追い出されるのです。


いろいろ思い当たる人、がんばってください。

でないと、いつまでたっても、誰かと共有の領域を作り上げる事ができませんよ。



ポイントを整理します(予備校風に)。


自分の領域を守るためには


①大切なことを人に委ねない

②干渉されても、自分を曲げない



まあ、それだけですね。


番外編。他人の領域に侵入しないためには。


大切なことを委ねられても引き受けない

人の領域に干渉しない



以上です。



でも、人が何やってるのかすごく気になる場合はどうしたらいいんでしょうか?


何やってるの?って聞いてみて、教えてくれたらその範囲で理解して、教えてくれなかったらあきらめましょう。


とかく人の領域に侵入してそこで生きていく人を、寄生虫っていうんでしょうかね。


そうでしょうね、人の領域に寄生してるわけですからね。

そうされないためには、どんなに苦しい時も、大切なことを委ねてはいけません。


相談はしても、委ねてはいけません。