今日は予定どおり、スペアリブでした。

毎月、実家の母親からもらってて、焼くだけです。

なんか、今日のはちょっと味が濃かった…




俺は、母親に捨てられた男だ。
父親はしょうもない野郎で、大人になって一度会ったが、こいつには二度と会うまいと思った。

母親に捨てられて、施設に預けられた。そこで、養父に拾われた。
養父は闇社会の人間だ。だから、俺の人生も闇にまみれてる。

なんでもやってきた。金、暴力、セッ〇ス。
闇にはびこるありとあらゆる悪を見てきた。

薬だけはやらなかった。それだけは養父に止められたからだ。


俺の前世はこうだ。
生まれながらに捨て子で天涯孤独。
そして、たった一人愛した女のために死んだ。

彼女を知った時、俺はこの世のすべてが嫌になり、死んでやろうと思ってた。
彼女を知った時、こいつは俺が前世で愛した女だと思った。
俺が前世で愛した女は、王の妃だった。望まぬ結婚で不幸な人生を送っている女だった。
俺はそんな女を愛し、罪を犯し、女のために死んだ。

彼女を知った時、こいつのためなら、現世でも死んでもいいと思った。
しかし、せめて、俺の存在に気付いてもらってから死のうと思った。
そしたら、彼女が俺に近づいてくれた。

俺は死を乗り越えた。こいつのために、死ねないと思った。

俺の周りにいたババアが言った。王の妃を、また愛してしまったんだねってな。

俺は言った。今度は死なねえよ。


というわけで、俺の人生は闇にまみれてる。


他に質問は?


闇に生きてきたのに、どうしてあなたを選んだんでしょうか。
そして、どうして彼女が近づこうとするくらい汚れずにいれたんですか。


それは、俺の血は、闇の血じゃないからだ。
血はつながっていない。

彼女はそういう血を知っている。そういう血には近づけない。


じゃあ、あなたの今までの人生も修行だったってわけですね。


最近、俺は健全すぎてビビってるよ。


子どもの魂は純粋ですから。これで、あなたも仲間ですね。



仲間に入れてくれて、ありがとう。



これでもう、自由でもないくせに孤独な男、じゃなくなりましたね。


ああ。孤独でもないくせに自由な男にしてもらいました。




やっぱ、子どもにはかなわねえな。