今回の気象予報士chikabeの植物観察日記、今日から6月、初夏の庭の植物たちの様子をお届けします。今咲いている花はヤマアジサイ、アジサイも咲き始め、バラやウツギの花も咲いています。緑が濃くなってきたので、今回は庭の植物の葉の形や状態などを紹介していきたいと思います。
わが家の庭にも数は少ないですがミニバラがあります。剪定した枝を挿し木にして増やすことができるようです。咲き始めたミニバラも挿し木にしたものです。
ウツギという種類の木は沢山あるようです。庭で咲いているのはハコネウツギ、バイカウツギ、サラサウツギなどです。
ハコネウツギは、花が白だったりピンクだったりで色々混ざっています。
バイカウツギは白
サラサウツギ 8年ほど前、沼田方面に行った時に白沢の道の駅で販売していた小さなものを買ってきて、鉢に植え替えて育てているものです。鉢なのでそれほど大きくならず、枯れないでいてくれています。
アジサイはこれから咲く季節となりますが、鉢植えのアジサイは咲いているものがあります。品種は不明です。
アジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイ、コアジサイなど色々なアジサイがありますが、ハッキリとした区別ができるのはコアジサイくらいで、アジサイとガクアジサイ、コアジサイの区別がいまいちつけにくいです。インターネットなどで調べると、ガクアジサイとヤマアジサイでは咲く時期が違うようで、ヤマアジサイの方は咲き始めるのが5月下旬頃、ガクアジサイが咲き始めるのは6月中旬頃とヤマアジサイの方が半月位早く咲くということらしいです。他にも葉の形や光沢の違いがあるようです。
なので、庭で今咲いているアジサイはヤマアジサイで良いようです。
ヤマアジサイも色々な名前が付いていますがなかなか難しいですね。
これは地植えのヤマアジサイ
こちらは鉢植えのヤマアジサイ 同じ品種のようですが微妙に色が違いますね。
下の花もそれぞれ別の鉢ですが、同じ品種化と思われます。
他に咲いているヤマアジサイ
ジューンベリーの実が赤くなってきました。
黄アヤメ 真上から撮影してみました。
実生苗の様子
サクラソウ
クリスマスローズ
ヤマユリ
キキョウ
5月10日頃に種を蒔いたオキナグサですが、種と蒔いた時の様子。
3週間が過ぎて新芽が沢山出てきました。オキナグサの種しか蒔いていないのでオキナグサの実生と思います。双葉が芽を出しています。
よく見ると種の皮が付いたものがありました。オキナグサで間違いないと思います。
オキナグサは10年くらい前は庭に大きな株が数株ありましたがいつのまにか無くなってしまい、現在は今回種を採取した鉢植えの株しか残っていないので、枯らさないように育てたいと思います。
ヤブレガサの花茎にできた虫こぶの先に花が咲いています。
ベニバナヤマシャクヤクは、花芽を付けた株の半分以上が咲き終わりそうです。最初は開ききらない状態が1~2日続きます。
その後は、日中開いて夜は半閉じの状態が2~3日続いて
花弁が一つずつ落ちて、真ん中に種房を残します。
今年は鉢植えの株が多かったので、種は少な目と思います。9月中人になると熟して黒と赤の実ができます。
挿し木の様子
バラの挿し木の様子
ヤマアジサイの挿し木の様子 まだまだ元気にしております。
庭の植物の葉の様子
花が終わって葉だけになってしまった植物ですが、葉で植物の判断をすることはなかなか難しいかも知れません。そこで、植物の名前がわかっている葉を今日は撮影してきました。
タイツリソウ(ケマンソウ)
レンゲショウマ 花は6月下旬頃咲くと思います。
タンチョウソウ
ベニバナヤマシャクヤク
ヤマシャクヤク(種付き)
シラネアオイ
ツワブキ
クリスマスローズ
ホオズキ
左側:ベニバナヤマシャクヤク 右側:ユキモチソウ
まだ、色々な葉がありますが今回はここまでです。
これから梅雨の季節になり、庭の植物たちにとっては湿気と暑さで病気になりやすいことが多くなって管理が大変になる時期です。天気の知識を少しでも活かして、油断せずに引き続き育てていきたいと思います