ベニバナヤマシャクヤク、サクラソウの実生苗植え替え 2024.05.06 | ふるさとの空 都会の空

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 5月に入り種から発芽したベニバナヤマシャクヤクとサクラソウがあまりにも密集していたので植え替えの時期ではないですが、植え替えてみました。

 

 一昨年の暮れに蒔いたベニバナヤマシャクヤクは地上部に芽を出すまでに約一年半かかりました。5月になり日陰に置いてあったのでかなりヒョロヒョロです。

 

 この時期、植え替えの時期ではないので、できる限り根を動かしたくないのですが、見た目にも難しそうでした。なので、鉢を揺すって根を浮かして少しずつ取る事にしました。

 

 以前もこの状態で植え替えずにいたら、すべて茎元が黒くなって全滅してしまいました。今回も一部で根元が黒くなって枯れ始めた株が出てきたので急遽植え替えることにしました。

 

 密集して植えてあると自然に弱い株の根元が黒くなってちぎれてしまいます。

 

 元気な株は根っこがしっかりしています。

 

 とりあえず、鉢からてみに土ごと動かしました。

 

 粒の土を使っていたのでボロボロと崩れて、結局根っこから土は全て落ちてしまいました。曇り空ですが植え付けまで、根っこが乾かないように時々霧吹きで水を吹きかけてあげました。

 

 今回はビニールポット3号に植え替えです。育苗箱に28個入ります。

 

 山野草の土を入れて、底に中粒肥料のマグァンプをパラパラと蒔いて置き

 

 土を被せて植え替え用のポットができました。

 

 この後、一本一本植えました。植え終わった実生一年目のベニバナヤマシャクヤクです。

 

 続いて、昨年夏に取り蒔きしたサクラソウが、今年になって芽を出して、5月に入り非常に密集してきました。

 

 このままでは、お互い枯れてしまうのではないかと心配していたところですが、育苗箱に植え替えてみることにしました。山野草の土を入れて、ジョウロで水を撒いて土を湿らせたあと植え替えてみます。

 

 こちらもどうやって根っこを傷めずに分けられるか悩んだ末、鉢を揺すって少し土を柔らかくした後、大きいスプーンですくうことにしました。

 

 これだけ密集していたので、根っこが絡んでいると思いましたが、意外にすんなりと分かれました。少し離して植えつけます。

 

 地道な作業になりましたが、何とか一箱分植え付けが終わりました。

 

 これで、植え替え前の鉢の半分の量でした。残った実生株はこのくらいです。

 

 あと半分はまたいつか。翌日は雨が降ったので乾くことなく順調に育っています。

 

〇ベニバナヤマシャクヤク

 種ができる時期:9月中旬頃

 種を蒔く時期  :種の房が割れて黒い実ができたら取り蒔き(赤は蒔かない)

 保存は乾かさないように時々水を撒き日陰で管理する。

 芽の出る時期 :良く翌年の春

 

〇サクラソウ

 種ができる時期:7月頃

 種を蒔く時期  :取り蒔き

 今回は初めてのことなので日陰で管理し、時々水を撒いておきました。

 新芽は翌年の春 

 

 さて、これから成長して花が咲くまで、ヤマシャクヤクは4~5年、サクラソウは来年の春咲くでしょうか?枯らさないように花が咲くまで楽しみです。