土砂災害セミナー受講(H26.6.28) | ふるさとの空 都会の空

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 最近は、想定外の気象現象が多くなっています。記憶の新しいところでは、今年2月中旬に一晩で70~100cmの積雪に見舞われた群馬県や山梨県の120年間は観測されることが無かった大雪。先日、東京の三鷹付近で大量に降った降雹による被害など。

 ここで、もう一度自然災害に対しての対処方法を学ぶため、渋川市が主催した『土砂災害セミナー』を受講してきました。

 気象予報士の試験でも、学科の「予報業務に関する専門知識」の中で「気象災害」の問題が1問は必ず出題されたので、受験していた当時は良く勉強していたのですが、最近は本業やブログの更新が忙しくて、気象に対する知識がどんどん消えていく感じがしていましたので良い機会となりました。

 副題は「土砂災害から命を守る!」です。講師は渋川市行政課消防防災対策室の防災専門員が担当しました。
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 会場には防災に関心を持たれている方を中心に50名以上の方々が集まりました。
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 この講座での目的は、①自分の命は自分で守る!⇒②災害状況をきちんとイメージできる!⇒③犠牲者”ゼロ”を目指す!ということです。

 その後、昭和22年に赤城町深山地内を襲った土石流の被害や最近小野上地区や北橘地区で発生した地滑りなど、過去、渋川市内で起こった災害を振り返りました。

 受講者に対して質問もありました。

 Q1は、災害死亡者の内、土砂災害で亡くなる方の割合は約何%でしょうか?

 答えは約50%

 Q2は、2階建の家にいた時に、①土砂災害が発生しそうな時、②竜巻災害が発生しそうな時、どこに避難したらよいか。
 ①②1階、①②共2階、①は2階②は1階との3択問題です。
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 他には、急傾斜地崩壊地域とは?
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 このような問題を解きながら土砂災害について学んでいきました。

 地すべりの起こる仕組み、がけ崩れと地すべりの比較、地形、防止対策、土砂災害危険個所の定義、土石流・がけ崩れ・地すべりなどの予兆現象、そして法律的見地から各危険区域等についてや土砂災害防止法についてなど、パワーポイントで画像や映像を見ながらの講義が続きました。

 最後に、一時間雨量の目安、畳2枚の広さに100mmの雨が降った時の総雨量はドラム缶1本半(約324ℓ)もあると具体的な量を示してわかりやすい説明がありました。

★渋川市警報等発令基準は
警報:形態=大雨、時間雨量基準=1時間80mm又は3時間140mm、土壌雨量指数=135mm
注意報:形態=大雨、時間雨量基準=1時間30mm又は3時間60mm、土壌雨量指数=81mm
記録的短時間大雨情報:1時間雨量100mm
 となっています。

 1日危険降水量は、渋川市内各地区で違いがありますが、95mm~175mmとなっています。

★避難情報の3段階と状態
【避難準備情報(避難の準備を始めましょう)】
 ①気象情報に注意を払い、立ち退き避難の必要性について考える。
 ②立ち退き避難が必要と判断する場合は、その基準をする。
 ③災害時要配慮者は、立ち退き避難する。

【避難勧告(避難を始めてください。)】
 立ち退き避難する。(屋内安全確保の行動もある。)

【避難指示(ただちに避難してください。)】
 ①立ち退き避難をしそびれた者が立ち退き避難する。
 ②土砂災害から、立ち退き避難をしそびれた者が屋内安全確保をする。


★避難行動について
●避難の目的
 「避難行動」は、数分から数時間後に起こるかもしれない自然災害から「命を守るための行動」である。
●避難行動の種類
 ①指定避難場所への移動
 ②自宅等から移動して安全な場所への移動(公園、親戚や友人の家など)
 ③近隣の高い建物等への移動
 ④建物内の安全な場所での退避

★避難行動の呼称
【水平避難】
 その場を立ち退いて近隣の安全を確保できる場所に一時的に移動すること。
【垂直避難】
 自宅などの居場所や安全を確保できる場所に留まることを「避難」、屋内の2階以上の安全を確保できる高さに避難すること。
【立ち退き避難】
 水平避難を意味する。
【屋内安全確保】
 「退避」又は「垂直避難」を意味する・

★避難所とは?
 災害救助法第23条に基づき「災害によって、生活基盤である住まいを失ったり、生活に困窮する被災者に対して、一時的に経済的な負担なしで最低限の生活を送れるよう支え合う場所】として、市町村が設置する場所である。


★土砂災害から身を守るために知っておきたい三つのポイント
①済んでいる場所が「土砂災害危険個所」はどこかを確認しておく。
②雨が降りだしたら、土砂災害警戒情報に注意する。
③土砂災害警戒警報が発表されたら早めに避難する。


★想定にとらわれない!
 作成された防災マップの想定される災害指定場所にとらわれることなく、危険と感じたら避難第一!

◆命を守る約束!
・災害はいつやってくるかは分かりません。土砂災害も同様です。しかし、予兆現象は必ず現れます。
・この予兆現象を知っていることによって、命を守ることができます。救うこともできます。
・「自分の命は自分で守る」この行動を皆さんが取る事により、家族だけでなく、地域の皆様の命を守ることになります。
・悲しい涙を流さないためにも、積極的な行動を取って頂き、豊かな自然の営みの中で元気に過ごしてください。
。行政も、市民の皆様の生命・財産を守るために防災関係機関と手を取り合って防災に真剣に立ち向かっていきます。

 2時間の講義でしたが、映像を取りいれてわかりやすく内容の濃いもとのなりました。
 受講者も真剣に受講していました。
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 講義終了後、防災グッズが展示してありましたので確認してまいりました。
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 非常食も大事ですね。
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 本日は、誠に内容の濃いものであり、今後の災害に見舞われた時にどのような行動を取るか日頃からのイメージトレーニングをするうえで非常に役に立つ講義でした。

 皆様も今後発生するであろう自然災害に対処できる対策をお願いいたします。

(記事に関しては、講義内容を転載していますが、表現等一部変更してあります。)