〖翔side〗
その子が生まれたのは19♡♡の8月30日
とても暑い日だった
目が大きくクリクリしていて
赤ちゃんとは思えないほど目鼻立ちがはっきりしていて色が白くてポチャッとしてて
俺が人差し指を出すと握り返してにこっと笑う
笑ったその唇にホクロがあってなんとも色っぽい
生まれたての子に色っぽいはおかしいし
なんといってもこの子は俺と同じモノを付けている
この子の名前は【潤】と亡くなった兄さんが
男でも女でもいい様にと考えた名前だったらしい
3つ上の姉が東京で大学病院の医師をしている
松本さんと結婚して
大学入学と同時に俺はこの家に居候させてもらって
いた
学会で出かけていた先で事故に合い臨月の姉をおいて他界してしまった義理の兄
この子に逢うのをどんなに楽しみにしていたか
知っているだけに兄の死を受け止めるのは
とても辛かったけど…
この子の笑顔だけは守って行きたいと思っていた
大学卒業後は教師になることが決まっていたから
この家から俺は高校の教師として
働き幼稚園に行き始めた潤の行事は姉と交代で
顔を出していたから周りのお母さん達や潤の友達からはからは
「潤くんのパパ」と呼ばれていた
そんな俺にも家庭を持つ時が来て
教師といっても出会いの場もなく先輩の紹介で知り合った2つ上の[雅]とても綺麗な人だった
向こうが俺に一目惚れしたと言っていた
結婚に対して理想も憧れも無く…
今の生活に満足もしていたが…
姉が画家の[大野智]さんと再婚する事が決まって
海の側の鎌倉に引っ越すことになって
ここはそのまま俺が譲り受けることになり
いつか潤が東京に行きたいと言ったら住まわせて欲しいという条件でそのまま新居にした
雅はバリバリのキャリアウーマンだった
子供はいらないし…
年一で必ず海外旅行に行きたいと言っていたし…
食事はほとんど外食
だからいつも家の台所は綺麗で温かい家庭とは
かけ離れていて…
俺は教師の仕事が好きだったし…
弄れた生徒も少なく問題もほとんど無く…
進学校としては上位の私立高校だった
共学の為告白してくる女子生徒も居たが…
もちろん結婚している身で生徒と間違いを犯して
好きな教師の仕事を辞めることの引き換えにするわけもなく、ちゃんと境を作って接していた
雅は相変わらず仕事で毎日帰りは遅い
そのうち外泊が多くなり
あんなにいらないと言っていた子供を妊娠したと
告白されて…もちろん俺の子供ではない
ここ2年雅には触れて居なかったから…
俺の結婚生活は10年続かなく終わった
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おはようございます♡
もうすぐ潤くんのお誕生日です
今年の私の潤くんハピバのお話は可愛い素敵なそしてめっちゃエロいイラストを描いているもんちゃん❤️とのコラボです。
もんちゃんのイラストに出逢ったのはもう3~4年前になるかなぁ🤔翔潤のイラストが本当にど真ん中すぎて見ているだけで萌え萌えしちゃうんだけど…
沢山あるイラストを見て今回はお話を書きたくなってもんちゃんに許可を頂いて挿絵的に使わせて頂きました🙇♀️
もんちゃんありがとう❤️
もうこの絵を見て久しぶりに翔潤あっ今回のお話は
潤翔です→お間違いしないようにしてください
書いてみたくなったのです
毎日8:30分にアップしていきます
ちょっとでも潤うと嬉しいです💕
ではよろしくお願いします
ちかじゅん