~翔 side~
空港まで潤が来ると聞いて早い便に変更して飯でも食べて帰ろうと思っていたが
潤の方からお腹空いたって
言い出してくれたから
馴染みの寿司屋に連れて行った
ここなら気兼ねなく話せるし…
潤はなんでも興味があってこんなに話すんだと思ったし…笑った顔も褒めると頬を染めて照れた顔も可愛いのに…自分が話すことを聞いてもらいたいとこちらに体を向けて熱く語った
手振り身振りで話すのも一生懸命が出ててこっちも真剣に考えて話してた
確かに寝不足と美味しい酒でぐらんと来たがそこまで潰れるほどじゃ無かったけど…このまま帰したくは無かった
送らせてそろそろ目を覚まそうと思ったら手際よく洗面所に行ってタオルを熱めにして顔を拭き靴下を脱がせ
引き出したから洋服を出して脱がせて着替えさせてくれて
潤の少し冷たい手が胸に触れた
次の瞬間唇が…俺の心臓に触れた
そして…潤の唇が…………俺の唇に触れた
俺の心に紅が差した