Twins~末ズ~⑨ | ちかじゅんの潤くんへのラブレター♡~Jun One Love~

ちかじゅんの潤くんへのラブレター♡~Jun One Love~

嵐の活動終了までポジティブに応援中ꉂꉂ
潤くんを宇宙一愛してる
初戦の【風景コンstadium】で潤くん堕ち毎日が紫で潤い彩られて最高にHappy&EnjoyのEveryday
潤くんを愛する人と楽しくJunゴトをしていきたいのでよろしくお願いいたします

BL妄想


カズside


生まれた時から自分には
母親しか居なくて
ずっとそうだったから
学校行事に父親が居なくても
なんとも思わなかった
最近では父親も
参加させようと『父会』などと
いうものがあった
哀れみの様な顔をされるのが
いちばん苦手だった

それから学校での団体行動に
意味がないような気がして
学校には行かずに
独学で勉強をして
高校は通信で卒業した

だから友達なんて居なかったし
寂しいとかもなかった
だけど…あの時に
逢ったことしかなかった
君にずっと逢いたかった
この間まで名前も知らなかった
君なのに…
あの日から君の涙と笑顔がずっと
忘れられなかった



母親に言われて初めて
黒衣服を着た
「昔からの知り合いが亡くなったから
葬儀のお手伝いに行くから
その方の息子さんがカズと
同じ歳なの…だから
お話とかして欲しいの
お願いね」って
いわれたけど…
僕だってそんなに人と話したこと
なんて無いし…
目がクリっとしてて
父親らしき人の隣に座って
来た人に一緒に頭を下げていた

亡くなったのはその子の
母親だと思った
なぜなら…遺影の写真が
そっくりだったから…
とても美人な人だったんだと
子供ながらにわかった
この父親はかなりの実力者
なのか?
弔問者は途絶えることなく
今夜で終わるかと思うほどだった

母は
「カズあの子はじゅんくんよ
お母さんのお仕事の偉い方の息子さん
お母さんは亡くなった方も
知ってるし
とても親切にして
頂いたの
少し休ませてあげて…
カズが言ってあげると
じゅんくんも休めるわ」
そう言われたから
そっとそのじゅんくんの側に行って

「ねぇ…少しあっちに行って
ジュースでも飲まない?」
って声掛けたらうんって頷いて
立ち上がった途端
フラってするから
慌てて支えたら全く
力が入ってないじゅんくんを
支えきれなくて
ふたりで転んで
大人のひとが慌てて来てくれて
ふたりで部屋のひとつに
連れていかれて…
じゅんくんはずっと目を瞑っていた

その目尻から
涙がひとつ零れた