潤さぁここにおいで…
みんなに紹介したい人がいます
俺の後輩で
本日デビューした
『Jun』です
よろしくどーぞ
潤ひとこと…
翔くんの隣に立ってる
翔くんが…
翔くんが…
涙が溢れそうになるのを
なんとか堪えて
こんにちはーーー
初めまして
本日デビューさせていただきました
『Jun』です
翔くんかっこよかったね
ボクも翔くんみたいに
なりたいと思ってます
応援よろしくお願いします
止まらない震えを
抑えてなんとか
乗り切ったー
もう足ガクガクだよ
じゃみんなもう覚えたね
俺の可愛い後輩よろしくーーー
じゃまた近いうちに
今日集まってくれたみんなが
1人として欠けないように…
ばいばーい
翔くんはボクを促しながら
ふたりでステージサイドに
下がって行った
もう立ってられなくて
座り込んでしまった
潤どうだった？
もう翔くん突然
力入らないよ
腰抜けちゃった
ならほら
俺の背中
おぶってやるよ
楽屋まで連れてってやるから
休んでから
帰れ
いいよここに座ってれば
大丈夫
お前が大丈夫でもこんな
所に座り込んでたら
みんなの邪魔なの
黙って従え
立てないんだろう
翔くんにおぶられて
翔くんの楽屋に入れてもらって
その間にも
たくさんのJrがいて
みんなボクをみてる
そうだよね
スターの翔くんが
今日デビューしたボクを
背負っているんだもん
みんなびっくりするよ
翔くんもう大丈夫
もう降ろして
みんなみてる
うん！知ってる
お前がもう1人で歩けることも
知ってる
でももう少し
俺に背負わせろ
これからは
俺の隣に来るのは
潤お前だ
俺に追いつけ
俺と並んで歩けるように…
翔くんの言葉に
涙が止まらなくなった
