たおやかに輪をえがいて

窪美澄 著

 

 

ブーケ2風俗に通う夫、

不実を隠した父、危険な恋愛に耽る娘…

夫の心も、娘の顔も、今は見たくない

結婚20年、主婦絵里子の人生は穏やかに収束するはずだった次々つきつけられる思いがけない家族の“真実”

大きな虚無を抱えた絵里子に、

再び命を吹き込むのは整形した親友、

乳癌を患った老婦、

美しい風俗嬢

人生の中盤、妻でも母でもない新たな道が輝き出す傑作長編ブーケ2

 

 

 

夫、娘を優先して生きてきて、

自分の世界は 家庭と パートの世界

家族のために完璧に家事をこなし

両親の離婚後も 父親の看病をし最後を看取る

夫の風俗のことも問いただせず

娘の危険な恋愛も 見守ろうとするだけ

私は 一体何をしたいの?

ただ

家族にとっては私はいないも同然

家を出たい・・・・・・・・・・

 

絵里子自身 自己肯定感が低かったのか

完璧な主婦であることに 自信を持ってほしかったなぁ

というのが正直な気持ちですが真顔

子供のころから自分の気持ちを言えなかった彼女にとって

殻を破ることが必要だったのかも

遅すぎることはない

自分を変えて生きていくことに・・・・

 

ぜひ💛

ご主人との出会いのエピソードがとてもよかったです

年月が経てば?