恋愛中毒

山本文緒著

 

 

冴えない事務員とばかり思っていた

20近くも年上の女に

恋のトラブルを解決してもらった僕は、

同じ日の夜、その女とほの暗い店の橙色の明かりの下で

酒を飲んだ。

昼間のもめ事についてくどくど詮索されることを恐れていると、

女は放心したように、

ほつりほつりと語りはじめた―。

僕はすい込まれるように聞き入る、

永くせつない彼女の恋の話に

 

 

 

 その女  水無月は、離婚経験がある

会社の社長の愛人という噂もチラホラ

彼女の過去はいったい?

 

美しい妻を持ち

自分の 可愛い羊ちゃんをたくさん飼っている?

元 タレントで お金持ちの小説家 釧路に

いつのまにか

拾われ 可愛がられ 愛され 幸せを感じる水無月

しかし

羊ちゃんの一人では 満足できなくなった時

彼女の とった行動は・・・・・

 

 

正しい愛し方ってあるのだろうか?

そんな疑問の残った 小説でしたうーんあせる

 

雪の結晶水無月雪の結晶

 

雪の結晶「どうか、どうか、私。

これから先の人生、他人を愛しすぎないように。

愛しすぎて、相手も自分もがんじがらめにしないように。

私は好きな人の手を強く握りすぎる。

相手が痛がっていることにすら気がつかない。

だからもう二度と誰の手も握らないように。

 

 

雪の結晶「先生は過去にもしもを持ち込むな』と言った。

けれど私は後ろを振り返らずにはいられない。

どういうふうに人を愛すればうまくいくのか

私には分からなかった。

常にベストをつくしてきたつもりだった。

なのに何故、

私はこんなうらぶれた店で安いウイスキーなんかを

飲んでいなくちゃならないのだろう。

鳴らない携帯を見つめ、入ってくるはずのない人を待って。

 

 

男の人の気持ちは また

違うんだろうなぁ

 

ぜひ💛

 

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