どれくらい前だろうか⁉️
1998年くらい。
25年前くらいか。
私は、大きくならない(ドワーフ)白黒のパンダうさぎを飼っていた。
男の子だった。
彼は、とてもいたずらっ子で、かわいいヤツだった。
靴ひもを噛み千切ったりして、困ったヤツだった。
部屋の中を、ピョンピョン走っていた。
何年か経って、彼の眼がおかしくなった。
目頭の方から、白い半透明の膜が広がってきている。
動物病院で診てもらったけど、最初はよくわからなくて、何軒も動物病院に行った。
うさぎに詳しい病院があまりなくて困った。
でも、何軒かで「しゅん膜」が伸びてきて眼球を覆う、うさぎには時々ある症状だということがわかった。
目は見えなくなるらしい。
手術で除去しても、再発するという話だった。
麻酔をして手術しても、またなるのなら、かわいそうだから手術はしないことにした。
眼球は完全に「しゅん膜」に覆われて、それもかわいそうだったけど、どうしようもなかった。
ある日、祖母がギンナンを拾ってきて、部屋で干して出かけて行った。
そのギンナンを、そこらのネズミが引っ張ってって、家族全員ダニにやられた。
その時、ワンコもいたんだけど、ワンコにもダニがついていて、獣医さんに診てもらって対処した。
うさぎのことは、半分忘れていた。
まさか、と思っていた。
定期的にゲージから外(部屋の中)に出して遊んでいたし。
でも、ふと気になって、うさぎの体をよく見てみたら、大量のダニがついていた。
すぐに薬をかけたり色々したけど、うさぎの体力は弱っていた。
砂糖水を飲ませたり、色々やったけど手遅れだった。
平均寿命よりはるかに早く逝かせてしまった。
難続きのかわいそうなうさぎだった。
もう、うさぎは飼いたいとは思わない。
今は、うさぎに詳しい獣医さんも多くなったかもしれないけど、犬猫程ではないと思う。
目の前に、医療が必要なうさぎがいても病院をたらい回しにされるのは辛かった。
うさぎは、寂しがり屋でひとりにされると死んでしまう、という話は、それだけ細かく観察して早め早めの対策をしないと進行が早い、という意味なのかもしれない。
うさぎを飼うのは、多分、難しいんだと思う。