昨日はサロンコンサートで、お久しぶりにピアニストの長尾さんと演奏させて頂きました。
ムジカーザにて。
すぐにお客様がいっぱいになってしまったので、告知が出来ずごめんなさい。
シュトラウスのヴァイオリンソナタと、メンデルスゾーンのピアノ四重奏第2番を演奏。
長尾さんと、「この2楽章最高だよね!本当に良い曲!」と言い合いながら演奏出来ることが、最高に幸せです。音楽を愛している、その気持ちを共感し合って弾けるということ、幸せという以外ないですね。
ピアノカルテットでは読響の若手ホープチェリスト高木慶太くんと、ベテランヴィオリスト長岡晶子ちゃんとご一緒させて頂きました。
素晴らしい音楽家と弾ける時は、音楽を創っていく過程がとても楽しい!本番はもっと楽しい!
そして打ち上げも楽しい(笑)
いつも応援してくださる大切なメンバーと終演後皆さんで食事に行きました。
本当に温かい方々で、コンサートに必ず足を運んでくださり、職も歳もバラバラなのにすごく仲が良い最高のメンバーです。夢を語り、沢山笑い、いつもいつも大きなエネルギーを頂きます。
今日改めて思ったこと。
音楽家から信頼される音楽家でありたい、ということ。
クラシックという伝統芸術を伝えていく以上、守るべきことは守り、常に精進し、進化していかなければいけない。
ただ有名になること、知名度を上げたい、満席にする、それを第一の目標にしてしまえば道は変わってしまいます。(これももちろん大切な要素ですが。)
弾く機会が沢山あるならそれは嬉しいことだけれど、量あれば良いというものでもない。一つ一つ、その時の共演者とどれだけ真剣に音楽に向かっていけるか、が大事なんじゃないかな、と思う。やり方は色々あるけれど、信じた道を進みたいと思います。
昨日教えてもらった心に残った言葉。
「想い→言葉→行動」これが伴っていなければ人に想いは伝わらない。
うん、なるほど!
私たち音楽家の場合、「言葉」の部分が「音」なのかな。
中途半端な気持ちでは想いは伝わらないので、まず熱い想いを持つこと。そして表現するための練習。思いをぶつける本番。この3つが備わった時、初めて人の心を動かすことが出来るのでしょう。
このことについて語りすぎて、日付が変わるギリギリまで皆さんで語った良い時間を過ごしました。
信念は貫き通す!回り道をしてでも。
音楽は素晴らしい、芸術は素晴らしいのです。
それはあまりに偉大なものだから、簡単に伝えられるものではないから、みんな悩むんですよね。
少しずつで良いはず!1歩1歩進みます。
本物の音楽家と今後も沢山共演させて頂けるよう、努力続けます。